カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ お客様の声 サイトマップ

当社コンサルテーションへのご要望・ご質問・お問合せはこちら

プレフィルドシリンジ 部材要求特性と品質不良改善

プレフィルドシリンジ製剤の
部材要求特性と品質不良改善


〜摺動性確保/品質試験/目視検査の限界/出荷判定〜

摺動性確保とシリコーン塗布のバラツキ対策
素材特性の違い、部材破損と機能トラブル防止
ガスケット・キャップ・ゴム栓の摺動性/気密性/デザイン性評価と付加価値向上
医療機器としてのPFSと機能評価項目の留意点





発 刊

2012年7月24日

体 裁

B5判上製本  202頁

価 格(税込)

59,400円 (会員価格 56,430円)  会員登録について
 定価:本体55,000円+税4,400円
 会員:本体52,250円+税4,180円

なお、本システムのお申し込み時のカート画面では割引は表示されませんが、上記条件を満たしていることを確認後、ご請求書またはクレジット等決済時等に調整させて頂きます。

発行 : サイエンス&テクノロジー(株)
 送料無料

ISBNコード

978-4-86428-052-5

Cコード

C3047



著者

白石 保行    大成化工(株)
田口 勝也    前田産業(株)
前原 隆      (株)タケトモ【元 第一三共プロファーマ(株)】
水野 博昭    新新薬品工業(株)
村上 大吉郎 (株)大気社
野村 章      QAアドバイザー/コンサルタント【元 塩野義製薬(株)】
中村 勝信    元 田辺三菱製薬(株)
梶塚 文康    (株)日立情報制御ソリューションズ
井上 幸恵    クレコンリサーチ&コンサルティング(株)
黒山 政一    北里大学東病院
岡部 博光    テルモ(株)
朝倉 俊成    新潟薬科大学

プレフィルドシリンジ 部材要求特性と品質不良改善

価格:

59,400円 (税込)

[ポイント還元 5,940ポイント〜]
購入数:

在庫

在庫あり

返品期限・条件 商品種別による返品の詳細はこちら
この商品について問い合わせる
友達にメールですすめる

趣旨

プレフィルドシリンジは、海外での歴史は古く、戦時化の応急処置の一環として開発されたのが始まりと言われている。日本では1990年代のヒアルロン酸ナトリウム製剤とX線造影剤から本格的に市場展開された。海外では開発時期の関係から、材質としてはガラス製シリンジが採用され、現在でも主流になっている。・・・本章ではプレフィルドシリンジのシリンジ材質として使用されるプラスチック材料の特性、品質基準ならびにプレフィルドシリンジ設計時の留意点、機能付加の事例について紹介する。(第3章 抜粋)

プレフィルドシリンジの製造評価試験での出荷判定について筆者の個人的な考えで注意点について述べ、・・・特にグローバル対応ではICH合意文書Q8、Q9、Q10などの考えも踏まえて、経営を巻き込んだ全社的品質保証体制の構築が急務である。当局査察の動向もFDAのPIC/S加盟を踏まえてFDAの査察はより厳しくなる可能性も大きい。・・・グローバル対応にあたっては、当面海外からの査察も視野にいれておく必要がある。(第7章 抜粋)

プレフィルドシリンジの材質を考える上で、国内と海外の状況の違いを考慮する必要がある。主要部品である外筒、ガスケット、プランジャーの3つのうち外筒は、国内と海外で状況が大きく異なる。海外では、外筒はガラスが主流である。医薬品として登録されているものはほぼ100%ガラス製シリンジである。一方、アメリカで510K範囲の医療器として登録されているもので、ディスポーザブルシリンジに注射用水や生食を詰めたプレフィルドシリンジがある。・・・本稿では、医薬品容器として使用することを前提としたプレフィルドシリンジについて述べたい。(第11章 抜粋)


目次
第1章 プレフィルドシリンジの部材要求特性と留意点

1. プレフィルドシリンジに関する規制
 1.1 医療機器としてのプレフィルドシリンジ
 1.2 キット製品と医療機器承認申請
2. プレフィルドシリンジの部材と材料
 2.1 プレフィルドシリンジの部材及び規格について
 2.2 プレフィルドシリンジの材質と留意点
  2.2.1 シリンジバレル
  2.2.2 ピストン (ガスケット)
  2.2.3 ノズルキャップ (チップキャップ,トップキャップ)
  2.2.4 プランジャー (プランジャーロッド)
  2.2.5 フィンガーグリップ
3. プレフィルドシリンジに適用される基準
4. プレフィルドシリンジに求められる主な機能評価項目
 4.1 外観,透明性
 4.2 形状,寸法
 4.3 残量(デッドスペース)
 4.4 摺動性
 4.5 気密性
 4.6 嵌合,強度
 4.7 破壊強度
 4.8 不溶性微粒子,不溶性異物
 4.9 溶出物
 4.10 生物学的安全性,無菌性の保証
 4.11 滅菌保証
 4.12 包装・輸送
 4.13 投与システムの機能性試験

第2章 プレフィルドシリンジのゴム部材における部材要求特性と留意点

1. ガスケット・キャップ・ゴム栓の製品形状
 1.1 ガスケット
  1.1.1 摺動性の評価
  1.1.2 気密性の評価
  1.1.3 デザイン性の評価
 1.2 キャップ
  1.2.1 気密性の評価
  1.2.2 デザイン性の評価
 1.3 ゴム栓
2. ガスケット・キャップ・ゴム栓の材質
 2.1 ガスケット
 2.2 キャップ
 2.3 ゴム栓
3. ガスケット・キャップ・ゴム栓の物理設計
 3.1 ガスケット
 3.2 キャップ
 3.3 ゴム栓

第3章  プレフィルドシリンジの材料特性・品質基準と設計時の留意点,機能付加


1. プレフィルドシリンジの品質基準
 1.1 プラスチック製容器試験法
  1.1.1 ポリエチレン製又はポリプロピレン製注射剤容器
 1.2 輸液用ゴム栓試験法
 1.3 シリコーン油基準
 1.4 新規樹脂採用時の留意点
2. プレフィルドシリンジの材料特性
 2.1 ポリプロピレン(PP)の特性
 2.2 シクロオレフィンポリマーの特性
3. ガスケット材質
 3.1 ガスケット材質の選定
4. シリンジ設計上(PP, COP, COC)の留意点
 4.1 シリンジへの気泡付着防止対策
5. ガスケット設計上の留意点
6. トップキャップ設計上の留意点
7. 設計時の品質,機能評価
 7.1 品質・機能評価
 7.2 流通時の品質評価
8. プレフィルドシリンジの付加価値向上対策
 8.1 セイフティー機能付きシリンジ(針刺し防止)
 8.2 医療過誤防止対応シリンジ
 8.3 ペン型シリンジ
 8.4 ユニバーサルデザインを取り入れた製品
 8.5 皮内投与プレフィルドシリンジ
 8.6 自動注入器を活用した製品
 8.7 無心注射

第4章 PFSの摺動性の確保と対策

1. 摺動値
2. 気密性
 2.1 圧力試験
 2.2 吸引試験
3. シリコーン処理
 3.1 シリコーンとは
  3.1.1 シリコーンオイル
  3.1.2 シリコーンエマルジョン
 3.2 シリコーン油の基準について
  3.2.1 シリコーン油の基準
 3.3 シリコーン塗布工程
  3.3.1 ガラス製シリンジバレルへのシリコーン塗布工程
  3.3.2 プラスチック製シリンジバレルへのシリコーン塗布工程
 3.4 シリコーン塗布方法
  3.4.1 ノズル噴射方式
  3.4.2 ディッピング(ドブ漬け)方式
  3.4.3 ローラ転写方式
4. 摺動性対策
 4.1 ガスケット形状
 4.2 ガスケット材質
 4.3 PTFEラミネート
 4.4 コーティング
 4.5 TriboGlide®
 4.6 フィンガーグリップ
5. シリコーン塗布のバラツキ対策
 5.1 シリンジバレル1本毎のバラツキ対策
 5.2 シリンジバレル1本中のバラツキ対策
 5.3 PTFEラミネートを施したガスケットの使用

第5 章 プレフィルドシリンジの規格と判定基準の留意点
    〜高機能,高品質,摺動性の確保を踏まえて〜

はじめに
1. 注射剤/ プレフィルドシリンジ製剤を取り巻く環境
2. プレフィルドシリンジ容器に求められる高い機能,品質
3. プレフィルドシリンジ製剤で規格を作成する際のポイント
4. プレフィルドシリンジ容器が抱えている数多くの問題点
5. プレフィルドシリンジ容器の加工品質に対する管理
6. 医薬品メーカーの視点で捉えた最適なプレフィルドシリンジ容器,並びに製造ラインの設計
 6.1 製造現場を取り巻く環境,並びに抱えている様々な問題点
 6.2 次世代の注射剤棟を構築する目的/ 設計コンセプト/ フィロソフィー
 6.3 バリアアイソレーターシステムの導入
 6.4 MES&SCADA システムの積極的な活用,並びに大変ユニークな機能に関して
 6.5 3 次元的なエンジニアリング手法/Gravity Transfer System(G・T・S)の構築
 6.6 Self Navigation System(S・N・S)の構築
 6.7 Self Assessment System(S・A・S)の構築
 6.8 IT 化を図り,Process Control Technology 機能を兼ね備えた信頼性の高い医薬品工場の構築
7. プレフィルドシリンジ製剤の基本的な製造フロー
 7.1 1 次包装,2 次包装ラインの基本的な製造フローに関して
 7.2 1 次包装/ 直接容器のDQ 作業における参考事例
 7.3 2 次包装・ラベル貼付&ピロー包装のDQ 作業における参考事例
8. 斬新,且つユニークな機能に関して/Equipment Innovation & Operational Excellence
 8.1 高攪拌,高分散機能を兼ね備え省人化・省力化に優れた無菌注射剤調製システムに関して
 8.2 シリコン塗布量のバラツキに起因する摺動性不良品の発生・流出を“ゼロ”へ
おわりに


第6章 PFS(Prefilled Syringes)/注射剤における不溶性微粒子の測定および評価

1. 三局における注射剤中の不溶性微粒子試験
 1.1 第十六改正日本薬局方における注射剤中の不溶性微粒子試験
  1.1.1 注射剤の不溶性異物検査法
  1.1.2 注射剤の不溶性微粒子試験法
2. 試薬
3. バリデーション業務

第7章 プレフィルドシリンジの製造評価試験での出荷判定

1. 回収事例から学ぶ
 1.1 試験の不備
 1.2 異物混入
 1.3 無菌の観点
 1.4 機械的部分の不具合
2. 内部監査から学ぶ
3. FDAの査察文書から学ぶ
4. FDAの警告文書から学ぶ

第8章 高機能・品質・低コストを実現させるプレフィルドシリンジ自動検査システムの構築

1. はじめに
 1.1 画像処理装置を応用した検査システムの動向
 1.2 目視検査における利点と問題点
 1.3 目視検査の問題点を踏まえた検査の自動化
 1.4 検査項目の決定から検査システム導入までのプロセス
2. プレフィルドシリンジに想定される不良項目
 2.1 プレフィルドシリンジの包装容器設計
 2.2 包装容器設計から考える検査項目
3. プレフィルドシリンジの生産工程と想定される検査システム
 3.1 充填ラインに想定される検査について
 3.2 検査・包装ラインに想定される検査について
4. 各々の検査システムの特徴
 4.1 ゴム栓(ガスケット,トップキャップ)検査装置
 4.2 バレル外観検査装置
 4.3 シリコン塗布検査装置
 4.4 異物・外観総合検査機
  4.4.1 異物・外観総合検査機の概要
  4.4.2 異物・外観検査機の原理
  4.4.3 異物・外観検査機の特徴
5. 検査システムのバリデーションについて
 5.1 コンピュータシステムバリデーション(CSV)
 5.2 設計時適格性評価(DQ)
 5.3 工場出荷検査(FAT)
 5.4 据付時適格性評価(IQ)
 5.5 運転時適格性評価(OQ)
 5.6 性能適格性評価(PQ)
6. 検査システム構築時の課題について
 6.1 異物・外観検査機の課題
 6.2 検査システムのパラメータ最適化手法の確立
まとめ


第9章 プレフィルドシリンジ製剤における,薬剤経済学を用いた価値と価格の評価

1. 諸外国における薬剤経済学の政策への応用状況
 1.1 欧州諸国
 1.2 日本
2. PFS製剤が有する価値と価格の薬剤経済学的手法に基づく評価方法
 2.1 PFS製剤の薬剤経済学的有用性
 2.2 薬剤経済学の分析手法
 2.3 費用効用分析の効果指標:質調整生存年(quality-adjusted life year, QALY)
 2.4 費用の種類と分析視点
 2.5 費用効果分析モデルの種類
 2.6 費用対効果の考え方
 2.7 薬剤経済学的視点によるPFS製剤の評価事例
  2.7.1 ヘパリンロック用のヘパリン生食液
  2.7.2 インフルエンザワクチン製剤
  2.7.3 インスリン製剤

第10章 医療現場でのPFS使用時の有用性とその課題

1. 注射用キット製剤とプレフィルシリンジ(PFS)
2. PFSの有用性
 2.1 調製時の過誤,使用時の過誤に対する有用性
 2.2 微生物汚染に対する有用性
 2.3 異物汚染に対する有用性
 2.4 調製作業時間に対する有用性
3. PFSの問題点(課題)
 3.1 より廉価なPFS製剤の市販,大量使用する薬剤のPFS化
 3.2 ハイリスク医薬品のPFS化
 3.3 注射筒への吸着が懸念される医薬品のPFS化
 3.4 PFS製剤の表示の類似性
 3.5 各医療機関におけるPFS製剤の積極的活用による事故防止

第11章 海外市場を踏まえたPFS材質のトレンドと針の動向

1. PFS材質
 1.1 外筒
  1.1.1 相互作用
  1.1.2 強度,寸法精度
  1.1.3 設計の自由度
  1.1.4 トレンド
 1.2 ガスケット
  1.2.1 相互作用
  1.2.2 摺動性
 1.3 プランジャー
2. 針の動向

第12章 現在のプレフィルドシリンジの流れと使用感比較
       〜インスリンおよびGLP-1受容体作動薬のプレフィルド製剤〜

1. プレフィルド製剤の種類とデバイスシステム
 1.1 プレフィルド製剤の種類
 1.2 デバイスシステムと注目すべきポイント
2. 各論
 2.1 針の取り付け
 2.2 単位設定
 2.3 空打ち(試し打ち)
 2.4 注入操作
 2.5 その他

【注意事項】

本書籍は、サイエンス&テクノロジー株式会社より発刊しております。
当社ホームページからお申込みいただきますと、サイエンス&テクノロジー株式会社から ご郵送にて書籍等をお送りします。

ご請求書は、弊社より別途郵送します。
(※書籍・セミナー・イーラーニングBOOKのご注文に関しましては株式会社イーコンプレスが担当いたします。)

個人情報等に関しましては、書籍発送目的に限り、当社からサイエンス&テクノロジー株式会社へ転送します。

関連商品

購入数

界面活性剤の選択方法と利用技術[新装版]

43,200円(税込)
医薬品は,その特殊性からGLP・GMP の厳しい基準のもとに研究・製造され,患者に使用されるまでの長期間にわたって品質を保証し,正確かつ適正に用いる事が求められる。そのため医薬品包装においては,直接容器の材質,形態,表示などが薬事法や薬局方等の公定書によって多くの規制を受けている。
 医薬品の容器は大別すると,不透過性容器(Impermeable containers)および半透過性容器(Semi- permeable containers)に分類される。
 一般的に包装には内容物保護性・取扱い利便性・販売促進性の機能が要求されているが,医薬品の場合には特に内容物保護性と安全性・使用性が重要である。 このように医薬品包装の役割はきわめて大きいので,日米欧とも医薬品承認審査において包装材料に関する添付資料の提出が要求されるなど,容器・栓系に関して各種の規制が行われている。(2部1章/人見英明 より抜粋)
購入数

[書籍] 熱可塑性CFRP技術集 材料・成形・加工・リサイクル

64,800円(税込)
 熱可塑性CFRPは軽量・高強度かつ成形サイクルの早さとリサイクル性を有する材料として大きな関心を集めています。
しかしまだ開発途上にあり、種々の課題を解決するための技術情報が求められています。
 本書では、自動車部材適用に必要な検討事項から、材料・成形・加工・再利用までの一連の技術を解説しています。
 材料技術ではその礎である熱可塑性コンポジット技術の全体像と近年の優れた開発事例を示しその設計思想を解説し、成形・加工技術では、プレス・スタンピング成形の基礎から、ハイブリッド成形・H&C成形等の新技術開発と成形事例、切断・穴あけ・接合等の二次加工について解説しています。
 また、リサイクル技術では、熱可塑性CFRPの再利用工程の検討事例に加え、再生繊維の熱可塑性CFRPへの応用の観点から、熱硬化性CFRPからの繊維取り出し技術と再利用の実際に関する考察も掲載しています。
 随所に先行する欧州の実用化研究の現状も説明され、その先進的な取り組みを知ることで、今後の開発指針を得ることも可能になっており、熱可塑性CFRPの周辺技術および適用製品開発に取り組まれる技術者の皆様にお役立て頂きたいとの思いで発刊を迎える一冊です。

 本書の発刊は、執筆者の皆様のご理解とご協力のおかげでございます。ここに感謝の意を表します。
(書籍企画担当者)
購入数

[書籍] カーボンブラック 全容理解と配合の技術

43,200円(税込)
――――――――――――――― 本書の特長 ―――――――――――――――

■ ユーザーとしてカーボンブラックに向き合ってきた技術者が編んだ
ユーザーによるユーザーのための技術書です

■ 実製造現場に適用できない理論・技術情報展開ではなく
“現場で使えるカーボンブラック論”に満ちた一冊です

 カーボンブラックの利用技術に関する書籍は世界的にも数が少なく、特に2000年以降の刊行書は探すことさえ難しい状況にあります。既存書籍の多くは、カーボンブラックメーカー技術者の執筆によるものでした。当然ながら、彼らはゴム・プラスチック・インキ・塗料などの製造開発技術に関しては素人です。その負の側面として、現状のカーボンブラック技術論では、観念的で現場に適用できないような情報が“ひとり歩き” をしているのも事実です。

 本書の最大の特長は、直ちに現場に適用できる技術情報が多彩に展開されている点にあります。
 著者は技術コンサルタントとして、カーボンブラックを使う全ての領域に対する豊富な技術指導歴を有しています。その経験から培われたエッセンスが、全て投影されています。既存書に有りがちな、単なるカーボンブラックの特性解説に留まることのない論述は、新たな活用のための視点をも呈示してくれるでしょう。また、本書では「スス」に多くの頁が費やされていますが、読み進めるうちにその重要性も理解されることと思います。

 日本では一人だけだと思いますが、著者は “全ての製造法のカーボンブラックに関する開発設計と製造経験” を有しています。この素地から、冷静な観点からのカーボンブラック比較論が生まれ、先行文献では踏み込めなかった技術的示唆が記されています。「使いこなすための技術と情報」の集大成である本書を、貴社のカーボンブラック応用力向上のための“頼れる情報源” として是非、ご活用ください。

―――――――――――――― 本書の内容紹介 ――――――――――――――

■“カーボンブラック”とはどのような 物質・工業製品 なのか
本質理解と、選定・使用に必要な視点を得るための情報を解説します

■ 各応用分野における配合設計技術論を、製造現場での経験をもとに解説
誤った情報の指摘とその論拠、すぐに現場に適用できる現実的な技術情報が満載です

 第1部では、構造・性状・属性といったカーボンブラックそのものに対する理解を深める技術情報が展開されています。
 導電性付与設計に欠かせない電子論、分散やゴムの補強性に関わる表面官能基、新たなカーボンブラックを求めた時の改質手法、誤った解釈がされがちな一次粒子径・ストラクチャー構造…等。これらの情報は、配合設計を検討する際の考え方の礎となります。

 第2部では、各応用分野における配合設計技術論を、理論的側面と製造現場で培った経験則の両面から具体的に解説。
 解説対象は、インキ・塗料(顔料としての配合技術)・導電性組成物・ゴムの3分野。カーボンブラックのグレード選定や効率的な配合実験に繋がる技術情報、配合製品の安定的な製造に必要な技術等について、カーボンブラック技術者をトライ&エラーの迷路に誘い込む誤情報の指摘も交えながら解説します。

 第3部では、カーボンブラックの近縁材料として、配合検討材料の候補に挙がるスス・黒鉛・白炭・ホワイトカーボン(シリカ)の特徴と配合材料としての実際について解説します。また、カーボンブラック活用の可能性を広げる情報として、耐熱性向上剤としての資質について、その発見に至った著者の実験・思考プロセスを紹介します。
購入数

[書籍] 塗布型透明導電膜の材料・成膜・パターン形成技術

54,000円(税込)
■本書の解説ポイント
<応用デバイス・市場>
・各応用デバイス毎に特異な透明導電膜への要求特性とは?
・今後の応用デバイス開発の方向性と、透明導電膜に寄せられるニーズとは?
・各デバイス側から見た、ITO代替透明導電膜の有力材料とは?
・フレキシブル性のある塗布型透明導電膜の適用デバイスの用途動向は?

<材料開発・加工プロセス技術>
・メタルメッシュ透明導電膜
塗工、印刷、ナノインプリント、自己組織化など様々なパターン化法を解説
グラビアオフセット印刷では装置、Agペースト材、印刷工程の留意点等も解説
・金属ナノワイヤ透明導電膜</
透過性と導電性を高めるのに必要なナノワイヤの形状とは?
銅ナノワイヤ透明導電膜の実用化への課題と14〜30Ω/□を達成した最新研究例
スクリーン印刷でどこまで細線形成が可能か?
インクと基材との密着性をどう向上させるか?
抵抗低減、性能維持のための焼成・保護膜技術とは?
ナノワイヤ特有のパーシャルエッチングとは?
・塗布形成グラフェン透明導電膜
酸化グラフェンの溶液調製と望ましい積層膜を得るためのプロセス
高い導電性が発現されるための加熱還元法、化学的還元法とは? 
・CNT透明導電膜
金属ハロゲン化銅ナノ粒子導入によるシート抵抗の長期安定化
ヨウ素内包による、SWCNTの分散性・電気伝導度の向上
2層CNT透明導電フィルムの特長と実用化・今後の用途展開
長尺CNTを用いた透明導電フィルム。“長尺”の特長とそのフィルム化技術・性能を解説
解凝集・分散のための分散剤選定・分散工程検討、塗布、分散剤除去、乾燥などCNT透明導電膜の加工プロセス
・CNBを用いた透明導電膜
新規ナノ炭素材料:CNB(カーボンナノバッド)を用いた透明導電フィルム。
その性能とフィルム加工方法、特長を活かしたアプリケーション展開とは?
・導電性高分子/PEDOT・PSS
極性有機溶媒処理、添加剤利用、気相重合法、他材料との組み合わせ等のトレンド
導電性高分子/PEDOT・PSSの高導電化技術を解説
基本事項からインク化、印刷、パターニングまで、37頁、41の図表で分かりやすく解説
購入数

[書籍] リチウムイオン電池活物質の開発と電極材料技術

75,600円(税込)
<実用材料の特性改善>
・層状酸化物正極―表面被覆・超音波処理による電極特性改善
・他元素置換による5V級スピネルマンガン正極と耐高電圧電解液の開発
・微細構造制御によるスピネルマンガン正極のサイクル特性改善
・スピネルマンガンとのハイブリッド化による三元系正極の特性改善
・リン酸バナジウムリチウムの添加による三元系正極の特性改善 安全性評価

<低コスト・高効率な活物質合成、改質を実現するプロセス技術>
・ガラス結晶化法 ・炭化水素ガス熱分解法 ・高周波誘導加熱法

<低コスト素材による正極開発>
・ケイ酸塩ポリアニオン、硫黄(SPAN、炭素ナノ複合体、硫黄ファイバー)、フッ化鉄、プルシアンブルー類似体正極

<実用化迫るシリコン系負極の開発状況 ―原料・構造・組成検討・体積膨張・不可逆容量への対応>
・SiO、リン酸スズガラス、Sn-Sb系硫化物ガラス、Si-SnC2O4系、Si-Sn-Fe-Cu:4元系Si合金、Si-O-C材料
・既存正極と組み合わせた全電池による充放電特性・安全性評価データ
・ナノ構造制御、鱗片状シリコン粉末、他金属元素とのコンポジット化

<合金系以外の次世代負極>
・酸化鉄、酸化鉄添加SiO-C、酸化チタン、複合金属酸化物、ナノ粒子窒化物など


 自動車や電力貯蔵用途などの大型蓄電デバイスに向けて、LiBの高エネルギー密度化への要求は強く、新たな材料研究・開発が盛んに行われています。
 このような中、本書では、LiBの性能を左右する材料でありながら、これまでの解説書では総説的に語られることの多かった正極・負極活物質の開発事例を中心に構成しています。
 現行材料の改良や新規材料の検討例に加え、より簡便で低コストな合成方法等について、豊富な電気化学特性データを交え、その研究者自身に解説頂いています。また、新たな活物質の特性を活かすためのバインダー選定や電極形成法等の材料技術についても一部、解説しています。
 LiBの高性能化に向けた新たな活物質・電極材料技術開発のヒントが大いにつまった本書は、現在研究開発を行っている方や、新規参入を検討している方のお役にたつ一冊です。(書籍企画担当)
購入数

[書籍] 自動車内装・室内空間の快適化技術大全

75,600円(税込)
<ポイント>
1.内装の触感を定量化!心地よい触感と快適な座り心地へ
 ・加飾技術で達成する、ソフトタッチ、シボ、高級感。
 ・表皮材からアプローチ。快適触感の材料技術。
 ・シートの座り心地は?素材のウレタンの評価も!

2.内装の質感を定量化!快適空間へのデザインも網羅!
 ・感性工学による、自動車メーカーが語る質感向上技術
 ・色彩がもたらす内装・車室内のイメージによる快適感表現。照明による光の影響も!
 ・書籍では初!自動車設計に欠かせない空間デザイン。自動車メーカーによる初公開!

3.騒音の制御だけではない!車室内を心地よい音響空間へ
 ・心地よいエンジン音を作り出す。サウンドデザイン技術。
 ・快適音響空間への音場設計。カーオーディオメーカーの技術を公開
 ・吸音・遮音技術から得る、静寂性。アクティブノイズコントロール技術も網羅!

4.きれいな空気を!嗅覚が捉えるニオイの快適空間
 ・内装材のVOC低減技術!分析、評価、材料設計。
 ・芳香が安全性に影響する!
 ・ニオイの識別による空気質の評価技術。車室内に快適な空気を。

5.皮膚が捉える温冷感は快適性指針の重要なポイント!空間熱マネジメント技術
 ・カーエアコンの技術で快適温度制御。その課題。
 ・ガラス、ウィンドウフィルム、窓からの熱管理は室内の快適温度に必要不可欠!
 ・内装材の熱容量低減、シートのむれ感を克服!
購入数

[書籍] 接着/接合における試験評価技術と寿命予測

59,400円(税込)
<ポイント>
1.〜接着/接合のメカニズムと表面界面を知る!〜
・分子と分子はどのように引き合う?
・界面自由エネルギーと表面自由エネルギーの関係は?
・高信頼性接着のためには、まずは界面を知るところから始まる!
2.〜どの表面改質が高信頼性接着に必要?〜
・材料ごとに分けられた適切な表面処理法を細かく解説
・それぞれの表面処理がもたらす効果は?
3.〜劣化要因を知り、加速試験による評価法を理論的に習得!〜
・温度、湿度、クリープ、疲労、、、故障発生のメカニズムとは?
・各劣化要因による加速試験!試験結果からの評価は?
4.〜寿命予測を踏まえ、実例を多用した信頼性評価!〜
・各劣化要因とそれを踏まえた寿命予測法を詳細に解説
・耐用年数経過後の安定率はどれぐらい?また、どう予測する?
5.〜電子・電気機器、車載機器の信頼性評価の事例から学ぶ!〜
・電子部品の寿命に与えるストレスの多様化に対応する!
・ユーザーが期待する寿命を検証するための解析手順を公開
・実装技術の高耐熱化は必要不可欠!車載機器からの観点による熱疲労信頼性評価

<本文抜粋>
 接着接合の作業そのものは特別な熟練技能や高度な設備を必要とするものではないため,簡単な教育や研修だけで実施されていることが多い。「見よう見まね」で接着剤を使っているというのが現実である。
 接着強度が高く,強度のばらつきが少なく,耐久性にも優れた接着を高信頼性接着という。接着接合は,完成後の検査はほとんどできないため,高信頼性接着を行うためには,設計段階での材料,構造,プロセス,設備,品質管理法の作り込みと,作業段階における工程管理,プロセス内検査が重要である。しかし,どのような点に注意して作り込めば良いのかについてはあまり知られていない。例えば,接着に適していない表面状態の部品を接着しても良好な接着性能は得られない……(第5章第1節より)

 使用環境が多様化することで,同じ電子部品でも使用中に印加されるストレスに応じて顕在化する故障が変化し,電子部品の寿命を予測する場合には,実際の使用環境情報を考慮に入れることが従来以上に重要になっている。どのようなストレスがどれほどの強さで印加される環境であり,そのようなストレスに対して,どれだけの耐性を持った電子部品であるかを見極めておかなければならない。そのストレスの強さと耐性のバランスの結果として,最も寿命が短くなる故障モードが,実際に市場で顕在化しやすくなっている。このことは,規格化された一定の試験条件と試験時間の範囲において故障が発生しないことを確認しただけでは,実際の市場での寿命を正確に予測することが困難になっていることを意味しており,そのような規格の試験で合格したものでも,ユーザーが廃却する前の使用中の段階で顕在化する故障がなくならないと言う問題を残す原因の一つにもなっている……(第6章より)
購入数

[書籍] 一発必中[2] 分散剤:塗布性を上げる添加剤技術

54,000円(税込)
-----< 本書のポイント >-----

■固体粒子の分散安定化の要望は、分野を問わず多い。非常に多い。
 裾野の広いテーマでもあり、技術者・研究者の共通の悩みどころでもありましょう。

 どのような粒子を用いるか? どのような材料を他に加えるか? どのようなプロセスで加工するか? どのような環境下で用いるか?

 ⇒ 本書は、材料やプロセスの因子など“実際の場面に即した形”で、現象理解と問題解決への糸口が満載。
 ⇒ 図表も多く用い、また分散剤や表面調整剤などの化学構造を示し、その設計思想と特徴をも明らかに!


■本書は、分散安定化のみならず。

 添加した配合物にどんな物性面・作業性面で影響を与えるか? 使用にあたってどのように添加剤を選ぶか?
 その基準あるいは物差しとなるものはあるのか?

 ⇒ それには分散剤構造の理解が欠かせない。どう問題解決をはかるか?事例を挙げてアプローチも解説!
 ⇒ また、ほとんどオリジナルデータであり、他の引用はない。


■さらに、分散剤以外の添加剤技術、評価方法、新しい分散剤も記述。

 なぜなら、スラリーやペースト・インキなど“塗布する段階での問題”も多いゆえ。
 せっかく分散体を作っても、きちんと塗布できないと評価もできない。
 その本来の性質も引き出すことができない。素材に十分濡れずはじいたり、泡が残ったりして不均一な塗布膜では、評価が定まらない。

 ⇒ きちんと塗れてはじめて評価に値し、工業的に意味がある。
 ⇒ 濡れ剤・消泡剤やレオロジーコントロール剤など、スラリー等の設計には不可欠の添加剤をも解説。



 本書では、分散実験をする研究者・配合設計者、あるいは分散剤そのもの構造と役割の理解、選定の方法を模索されている方々を対象として記述している。したがって分散に関する理論を説明するのが趣旨ではない。現象の理解と分散不具合の解決にむけて、分散剤を中心に糸口を提示したい。また分散体本来の特性を引き出すために、塗布性を向上させる添加剤技術に関しても述べる。いくつかの事例を通じて、分散配合の考え方を深めることを狙いとする。
2013年 若原 章博 
購入数

[書籍] 機能性ハードコート材料技術 〜耐擦傷/防汚性

64,800円(税込)
 最近のタッチパネル搭載機器の拡大にともない、業界専門誌のみならず、一般紙でもタッチパネルやその原材料関連の記事をよく目にする。タッチパネルの用途も従来のカーナビ、ATM、電車・列車の自動券売機に加え、最近のスマートフォン、タブレット、電子ブックへの適用が需要拡大の原動力と思われる。
 タッチパネルは上述した方式を問わず,各種素材膜の複層で構成されているため,多様な素材・基材・接着剤や粘着剤の張り合わせプロセスを経て製造されている。その工程内や製品になった後の外観・機能保護を目的にした保護塗装が施されていることが多い。その中でも傷つき防止・耐摩耗性を目的としたいわゆる「ハードコート」が多く適用されている。
-----------(第1章 バイエル マテリアルサイエンス 桐原氏 執筆「はじめに」より抜粋) -----------

 上記のような用途の他にも、フィルム、プラスチック、塗料、コーティング膜は自動車・精密機器・身の回りの生活品などより多くの製品に用いられ、「耐擦傷性」「防汚性」「耐指紋付着性」などのさらなる機能性がますます求められています。

 そのような中、本書では総合的に「機能性透明ハードコート」とし、市場・技術動向から各種化学材料(モノマー・オリゴマー、UV硬化型、有機・無機ハイブリッド型、ゾルゲル法、UV硬化型有機・無機ハイブリッド、ポリシロキサン系、ウレタン系、アクリル系、フッ素系、撥水・撥油剤)から、試験・評価方法、また応用・トレンド技術も含めてまとめました。

 また、当社ではこれらハードコート関連セミナーの参加者も多くご要望も多いため、本書を企画いたしました。みなさまの研究開発・技術力向上へと、お役に立てる1冊となることを願っております。  (書籍担当)
購入数

[書籍] 目からウロコの導電性組成物 設計指南

43,200円(税込)
 本書籍は2012.3.15 に東京都内で開催された、同名の技術講演会の内容を骨格に据えてあります。その内容に、更に導電性組成物設計者に必要とされる多面的な技術情報を加筆して構成されています。「講演会の再現録」と「導電性組成物の基本的設計技術書」という、ふたつの要素を無理なく融合させた形式を取る書籍となっています。
 本来絶縁性である高分子に対して、その真逆の性質である導電性や静電気非帯電性を付与した組成物は、高付加価値材料として多方面で活躍しています。導電性組成物は、電気制御を可能とする新たな付加価値材料群として、更なる展開が期待されています。
 一方、現実の姿に眼を向ければ、製造現場や開発現場において、さまざまな技術障壁が待ち構えています。たとえば、導電材料が選べない・コンパウンドが分散不良を起こす・物性が毎回安定しない・正確な導電性が測定できない・経時に導電性が低下する・・・等々、具体的な障壁を挙げれば枚挙に暇がありません。
本書は導電性組成物の配合設計歴30年の著者が、実際に自ら配合を行い実証された知見、あるいはマスプロ製造を経て製品化された経緯の中から得られた教訓を中心に、構成されています。観念的な抽象論に染まることのない本書の内容は、製造開発現場において「活きた情報源」としての価値が、十二分に発揮されるものと信じています。
購入数

[書籍] “新”光学レンズ技術

64,800円(税込)
光学設計を始めたばかりの初心者からもう一度基礎から学びたい中堅クラスの方にも対応!

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
☆ポイント☆
 ◎波動性を考慮した詳細な計算が必要な場合は?
 ◎信頼できる解析結果を得るためには、適切なシミュレーションツールの使い分けとは?
 ◎回折レンズの撮像系や光学系適用による性能向上への設計技術
 ◎高画質化・小型化・低コスト化に寄与するレンズの非球面化における自由曲面の応用
 ◎レンズエレメント毎に適した光学材料の特性は?熱可塑・熱硬化樹脂とガラス材料から探る!
 ◎非球面レンズ加工に必要な加工要素技術を徹底解説!ガラスモールド加工も網羅!
 ◎マイクロレンズ作製における注目技術!インクジェットプリントによる製造技術
 ◎各光学系における正確な評価・解析・測定技術による高精度製品への適応
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

<まえがきより>
 本書の対象である光学レンズの主たる学問領域は、言うまでもなく光学であるが、その実現には製品仕様に適した光学設計、レンズ材料、製造技術、測定評価など広範な技術が不可欠な総合技術である。
 『技術は進んでいるが、事業では・・・』と冷やかされない優れた応用商品を開発・製造するには、上記した技術分野はもとより、その境界領域を含め広範な分野の、しかもアカデミックな理論から工学技術・設計ノウハウ・加工技能に至る広範な知見を基に新たな光学レンズ技術を創造することが不可避である。
 本書誕生の背景には、「失われた20年」と言われる我が国の現状がある。例えば、デジタル化・コンピュータ化・ソリッドステート化の進歩進展に伴い、製品自体のみならず、設計ソフト・生産技術・測定評価設備など全てでその見方に大きな変革が余儀なくされている。即ち、普通の製品なら特に原理・理論を知らなくても設計ツール、生産設備を購入すれば、それなりのものは誰でも作れるようになってきている。右肩上がりの成長期やバブルの状況では、技術的であれ経営的であれ少々難があっても問題が表立たないが、一旦伸びが鈍化、ましてやマイナス成長になると種々のボロが出て来る。我が国がそのような状況にあるにもかかわらず、旧態依然とした発想に固執していたのでは終わりの見えない縮小均衡から脱し得ないという危機感である。…
 …百科事典でないので本書で全てを網羅することは不可能である。頁数の制限により公知の球面加工や光学ガラスについては一部除外せざるを得なくなったことは、ご容赦戴きたい。本書が踏み台となって、必要に応じより高度な知見修得していただき、ガラパゴス化することなく新規な発想の技術開発に結びつくことを期待する。その結果として、終わりの見えない縮小均衡から脱し、持続的技術優位性を確保する技術並びに産業の発展に寄与することができれば望外の喜びである。本書が有効活用されることを心から祈念する。

最後に、本書刊行の意義をご理解戴き、快く執筆を引き受けて下さった方々に謝意を表します。

村中技術士事務所
所長 村中昌幸
購入数

[書籍] 目からウロコの熱伝導性組成物 設計指南

43,200円(税込)
 電気電子機器の高度の発達に伴い、内部で発生する熱が引き起こす多様な問題が顕在化しています。その対策の有力な手段として、ゴムやプラスチック、接着剤やグリースに熱伝導性を与え、系外に熱を放散させる試みが展開されています。

 元来、ポリマーというのは熱伝導を妨げるという本質的な性質を有しています。その組成物に熱伝導性を付与することは、大きな矛盾への挑戦であり、更に技術的困難性という高い壁との戦いでもあります。この課題解決の一助として、2011年11月に「目からウロコの熱伝導性組成物 設計指南」と題されたセミナーが開かれ多数の参加がありました。セミナー終了後もご質問やご相談の類が続いたため、セミナーの内容をオンデマンドで参照できる技術資料として本講演録が企画されました。

 講演録では、時間の関係でセミナーでは時間をかけて説明できなかった部分や、プログラムから割愛された部分も、新たに稿を起こして組み込みました。配合設計から製造技術、熱伝導測定や理論的考察に至る、あらゆる技術要素の理解と確認が可能となる構成になっています。熱伝導性組成物の担当者ばかりでなく、熱対策に携わるすべての技術者にとって、有用であり示唆に富んだ講演録であると確信し、ここにご案内させていただきます。
購入数

[書籍] 粉体・微粒子のサイズリダクション技術

64,800円(税込)
急速に進歩する最先端技術。
近年では製品の小型化・高性能化に多くの企業が努力し競争をしています。
高度に発展した社会では、同様に高度なサイズ・リダクションを要求され、如何に多くの機能を有し、且つコンパクトにするかが重要な課題となっています。

━☆ポイント☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
   ・粒子の物性と粉砕の関係は?正確な粒子径測定法を知る。
   ・この素材に最適な粉砕機はどれ!?各種粉砕機の特徴と選定法から見つける!
   ・粉砕による粉体・粒子の活性化で新素材の開発を!!メカノケミカル効果を理解する!
   ・摩耗・付着・凝集・粉塵爆発など、実ラインにおけるトラブル対策を網羅!
   ・高精度な分級操作の実現のためには??分級・篩い分け操作の完全理解!
   ・噴霧乾燥(スプレードライ)の原理から装置の操作法まで!
   ・粉体ハンドリングの各工程トラブルに対応!ナノサイズの粉体の処理も!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

各技術分野における素材の基礎、粉砕・分級技術を完全網羅し、製品の高性能化に伴うサイズリダクションの要求及び現場に即した実ラインでのトラブル対策への指針として活用いただけるよう、企画いたしました。


≪本文一部抜粋≫
ジェットミルは、流体エネルギーを利用した全く可動部分のない微粉砕機であり、1940年ころから実用化され始めたといわれ、医薬品等の微粉砕機として特殊な産業分野で使用されていた。最近では、各産業分野での超微粉砕の要求が高まるにつれ・・・・・・それらの要求に応えるべく新製品の開発及び改良が重ねられてきた。
 ・・・・また衝突板式ジェットミルが開発され、気流式分級機と組み合わせることで、従来粉砕困難であった難粉砕性物質も微粉砕を可能にした。さらに特殊なガスを利用した雰囲気下で微粉砕を行うことで、従来の空気雰囲気下では達成できない微粉域まで粉砕する事を可能にした最新の技術を紹介する。
(第2章6節より)
購入数

[書籍] フィルムの加工トラブル対策技術

64,800円(税込)
≪ポイント≫
◎塗布スジ、塗布ムラの具体的対策は?塗工液の温度・ダム内液面レベルは?
◎蒸着目的、工程、蒸着フィルムの特質を理解!コストを抑えて、量産するためには?高速成膜をするには?
◎基材と接着剤の接着不良の対策は?ラミネートプロセス中の問題は?
◎コロナ処理、プラズマ処理、EB照射、UVオゾンの処理条件の影響やプロセス中の対応
◎テンション制御のシステム構築手順やウェブ搬送のシワ・スリップ防止方法をユーザー視線から解説!
◎製袋充填自動包装機のメカトロニクス化などの最適化条件!
◎除電器の適切な使用法から静電気測定時の注意事項まで幅広く解説!
◎ゴミやほこりの発生と不良原因を理解。コンタミ対策のクリーンルームの4原則!

 機能性フィルムの塗布技術を,技術的課題や問題点とそれらの解決方法について考察する。特に,本報では,現場の実用化段階で発生すると思われる問題点(塗布スジ,塗布ムラ,膜厚の不均一化,泡,ブツ…)を中心に,その対策方法についても言及する。
 具体的には,機能性フィルムの実用化時によく利用されているダイコート技術を中心に述べるが,当初の実用化段階でよく利用されていたグラビアコートや,接着剤等の塗布によく利用されているコンマコートの課題・問題点にも触れる。
(第1章1節より一部抜粋)


 共押出コーティング・ラミネーション法には以下のような特徴がある。
(1) 工程削減 (2) 薄膜化 (3) 低温成形 (4) 加工性の改良
 一方で,装置・樹脂の流動・加工条件が複雑であるため,様々なトラブルが発生しやすい。本節では,共押出コーティング・ラミネーション法に発生する下記トラブルについて,主に樹脂の観点からの対策法を紹介する。
・ 界面不安定化現象 ・ マイグレーション ・ 層間接着不良
(第3章4節より一部抜粋)


 フィルム製造工程における異物付着対策として,一般的にクリーンルームをはじめとするクリーン化技術が導入されるケースは近年急激に増加している。しかし,クリーンルームを導入すれば,一気に解決というわけではない。むしろ,クリーンルームを導入したにもかかわらず,良品率と清浄度の相関が取れず,クリーンルームの管理に苦慮される方の声をお聞きすることの方が多い。
 この章では,そもそもクリーン化技術とはどのような技術で,フィルム製造工程に応用するにはどのような問題があるのか,また,どのような点に注意すれば,効率的に活用することができるのか,について論じてみようと思う。
(第8章1節より一部抜粋)
購入数

[書籍] 一発必中[1] 良い塗布膜を得るためのコントロール

54,000円(税込)
 近年、塗膜およびコーティングの高機能化と高品位化に伴い、欠陥を出さない細部にわたるプロセス制御が求められている。コーティングとは、塗液を液膜へと拡張し、溶剤を乾燥し固着させるプロセスと定義されるが、材料科学では、大きいエネルギー変化を伴う現象として理解できる。また、コーティングは広範囲な要素技術の集積であり、様々な視点でのアプローチが求められる。よって、プロセスの高精度化には、熱力学や流れ解析、および応力解析などの基礎技術の適用が不可欠である。
 本書では、濡れの基礎理論から始まり、表面処理、乾燥、加工技術、デバイス応用技術、膜質評価などのコーティングに関する内容について広範囲に記述する。また、各種トラブルの解析手法や事例を多く盛り込んでいる。本書はポイントとなる内容を一発で(ダイレクトに)分かるように、見出しを具体的に示した。また、本書内に掲載した実験データ等の多くは著者が取得した内容であり、測定手法およびノウハウを含めて記載している。よって、詳細な実験データや方法を記載し、読者が再実験も可能な内容とした。
 日々の開発製造現場における基礎として、本書の内容を役立てていただければ幸いである。
2012年 河合 晃
購入数

[書籍] イオン伝導体の材料技術と測定方法

64,800円(税込)
 近年、電池・エネルギーデバイス、太陽光発電、センサーなどを中心にさらなる性能向上のためのキーマテリアルとして、高いイオン伝導性を有する材料が求められています。

 そのような中、イオン伝導ポリマー(高分子材料)の材料開発をまとめた新しい書籍の要望も多く、また超イオン導電体(無機材料)の開発も進んでいます。また、インピーダンス測定などによるイオン伝導度の測定も重要技術です。さらに、イオン伝導材料をまとめた新しい技術専門書は、ほとんど見受けられません。(※当社調べ)

 そこで、各方面の専門家の方々にご協力をいただき、高分子材料側(イオン伝導性ポリマー)と無機材料側(超イオン導電体)、固体・液体、また各応用での材料技術やイオン伝導度の測定方法を本書に取り入れ、一方向だけではなく、さまざまな方向から学べる書籍を企画いたしました。
 本書が、ものづくりにおけるさらなる性能向上のためにお役立ていただけますと幸いです。(書籍編集部)
購入数

[書籍] 剥離対策と接着・密着性の向上

64,800円(税込)
 樹脂/金属/ガラス/薄膜/塗膜/コーティング/フィルム/インク/粘着剤/接着剤などは、さまざまな製品開発に使用されており、物と物を“くっつける”ということは基本的に大変重要な技術です。

 しかし実際には、「もっと接着性をあげたい」「付着性を向上させたい」という技術者・研究者の要望は依然として多いのが現状で、品質保証/信頼性という観点から「剥離するという問題」をまだまだ多く抱えています。

 そのような技術者・研究者の声に応えるべく、私たちは「剥離トラブルの対策」「接着性/密着性の改善・向上」という視点で、なかなか世の中に無い斬新な切り口で書籍を発刊することにいたしました。この書籍には、接着界面/内部応力などのメカニズムから製品事例や表面処理技術もふんだんに取り入れました。

 手元における1冊として、みなさまのお役に立てることを願ってやみません。 (書籍編集部)
購入数

[書籍] 超微粒子の分散技術とその評価

64,800円(税込)
 樹脂/金属/ガラス/薄膜/塗膜/コーティング/フィルム/インク/粘着剤/接着剤などは、さまざまな製品開発に使用されており、物と物を“くっつける”ということは基本的に大変重要な技術です。

 しかし実際には、「もっと接着性をあげたい」「付着性を向上させたい」という技術者・研究者の要望は依然として多いのが現状で、品質保証/信頼性という観点から「剥離するという問題」をまだまだ多く抱えています。

 そのような技術者・研究者の声に応えるべく、私たちは「剥離トラブルの対策」「接着性/密着性の改善・向上」という視点で、なかなか世の中に無い斬新な切り口で書籍を発刊することにいたしました。この書籍には、接着界面/内部応力などのメカニズムから製品事例や表面処理技術もふんだんに取り入れました。

 手元における1冊として、みなさまのお役に立てることを願ってやみません。 (書籍編集部)
購入数

[書籍] 上田隆宣氏の、数式のないレオロジー入門 (第4版)

54,000円(税込)
<第4版:発刊にあたって>

 2006年の初版から10年目に第4版を発刊することになりました。
 これほど長い間皆様に読まれるとは想像もできず、講義を聞いた人も6500名を超えた位になりました。第3版の発行は2011年でしたので現在の仕事を始める前で会社員との二足のわらじでしたが、2013年に日本レオロジー学会の会長に就任し、会長としての世の中への恩返しを第2の人生で行うために、2014年に独立して上田レオロジー評価研究所の代表として、今まで以上に初学者のためのレオロジー入門講座に磨きをかけてきました。

 そのような状況の中で廃刊ではなく第4版の依頼を受けたことは大変幸せに思います。レオメーターを直ぐに触れる環境の中で便利に使えるようになった装置をより広く使ってもらいたいということから、過去の講座で重要視していた古い測定経験の継承というような色合いを少なくして、現在の環境で直ぐにでも使えるようにするという方法に変化してきています。

 レオロジー討論会と関連深い日本化学会のコロイドおよび界面化学部会の副部会長と日本レオロジー学会の会長を同じ時期に経験したことから、化粧品業界をターゲットとした感触とレオロジーを結びつけるサイコレオロジー研究会の設立、希薄溶液で起こるレオロジー現象を対象にした希薄溶液の流動学研究会の設立など分散系を中心にしたレオロジーに前にも増して軸足を移した活動を続けている現在、第4版となるこの本が食品分野、医療分野など従来関連性のない分野の人たちがレオロジーを始めるきっかけになれば存外の幸せです。

 第4版ではデータも最新となり、大幅に書き足したことで、初学者が少し興味を持って次の段階に進む時にでも役立つようにしてあります。最後に10年もの間、根気強く出版、講演の支援をしてくださったサイエンス&テクノロジー社に感謝の気持ちでいっぱいです。

2016年 上田 隆宣
購入数

(5/29) 混合物のGHS分類、SDS・ラベル作成のコツ

43,200円(税込)
 本講座では、JIS Z 7252に規定されている日本国内での化学物質及び混合物のGHS分類の考え方、実際の分類方法について、各危険有害性クラスごとに解説します。
また、JIS Z 7253に規定されているGHS対応国内向けSDS、ラベルの様式、その作成にあたっての留意点について解説します。

1. GHSの概要
2. GHSの国内導入
3. 混合物のGHS分類
4.SDS・ラベル作成の留意点