セミナー趣旨
近年のコンピュータの高速化や大メモリーを背景に電磁界シミュレーション技術は急速な進歩を遂げ、研究や開発に欠かせないものとなってきているように思われる。中でも市販のシミュレーションツールの精度は極めて向上し、ユーザーに取っては、大変に便利なものになっている。しかし、そのシミュレーション技術の原理や原則を知ることなく使用しているケースも多いように思われる。ブラックボックス化されているようにも見えるソフトから答えが出たとき、その原理を知っていればある程度、答えの精度などに関する検討ができるケースもあると思われる。
そこで、このセミナーでは、電磁界解析の主流である差分法(FD)、時間領域差分法(FDTD)、有限要素法(FEM)及びモーメント法(MoM)に着目し、その基礎的原理や原則について、その理解を助ける例題などにもふれて解説する。また、FDTD法については電子レンジや伝送路などの解析例なども紹介する。
1.差分法
1.1 差分とは
1.2 ラプラスの方程式
1.3 例題
2.時間領域差分法
2.1 空間と時間の差分化
2.2 解析例
2.3 例題
3.モーメント法
3.1 基礎事項
3.2 分類
3.3 例題
4.有限要素法
4.1 定式化
4.2 解析例
5.FDTD法の解析例
5.1 電子レンジ、伝送路、自由空間伝搬解析など
□ 質疑応答 □