セミナー講師
(株)ファースト・イノベーテック 代表取締役社長 川崎 響子 氏
大学を卒業後、20年来に渡り、日本企業、外資系企業においてLSI開発、組み込みシステム開発、技術戦略にたずさわる。技術者として、省エネ世界No.1コントローラ/LSI開発、世界最小/最安コントローラ開発等、数々の社内表彰を受賞する。現在、(株)ファースト・イノベーテック 代表取締役として、製造業やIT企業において新商品・新規事業立ち上げ、技術戦略(ロードマップ)、省リソース&市場探索型の開発推進を支援する。
セミナー・研修、コンサルティング実績:延べ300社、2000名以上。
特許庁主催の知財アクセラレーションプログラム(ベンチャー・スタートアップ知財支援)メンター
【専門】
技術戦略、新規事業
【HP】
https://1st-inovatech.com/【主なコンサルティング実績】
技術開発戦略 (製造業:金属・非金属材料, 半導体, エンジニアリング業など多数)
新規事業・経営戦略 (通信業, 製造業:電子部品など多数)
事業戦略 (化学品業, 製造業, IT業など)
知財戦略 (AIベンチャー, 半導体業など)
【その他、講師詳細はこちら】
セミナー趣旨
近年、多くの企業において研究開発投資の重要性が高まる一方で、費用対効果の数値化が難しく、研究開発テーマやプロジェクトにおける意思決定に課題を抱えるケースが増えています。
研究開発テーマの評価では、技術・用途・市場に関する前提条件を整理し、複数テーマを比較しながら判断していくことが重要となります。特に、用途や市場が未確定な研究開発テーマでは、従来の指標だけでは十分な評価が行えず、評価条件も曖昧になりやすいため、判断に迷いが生じることがあります。
また、複数テーマを比較する際にも、何を重視して判断するかが整理されていないため、意思決定が難しくなることがあります。
本セミナーでは、研究開発テーマやプロジェクトにおけるGo/Stop判断や優先順位付けのための評価方法と意思決定の進め方について解説いたします。
研究開発テーマの評価における基本的な考え方を整理するとともに、意思決定を支えるためにどのようなデータを揃えるべきか、またそれらをどのように活用すべきかについて解説します。具体的には、保有技術の強み・弱みの整理と用途展開の可能性の捉え方、市場・顧客ニーズの整理、技術と用途の結び付けといった観点から、説得力ある評価を行うためのポイントを体系的に解説します。
また、技術・市場・用途に関するデータを整理しながら、複数テーマを比較可能な状態にし、意思決定につなげる考え方についても解説します。不確実性を含む研究開発テーマをどのように評価し、どのような判断材料を揃えるべきかについても、実務的な視点から学びます。
そして、評価結果を踏まえた意思決定の進め方についても解説し、単なる数値の比較にとどまらず、複数の観点を踏まえた判断のあり方について理解を深めていただきます。
1.研究開発テーマ評価の課題と費用対効果の限界
1.1 研究開発投資における意思決定の重要性
1.2 費用対効果(ROI)の基本的な考え方
1.3 研究開発におけるROI適用の前提条件
1.4 数値化が難しい理由(用途未確定・市場不確実性)
1.5 よくある評価の失敗パターン
1.6 評価と意思決定の違い
2.研究開発テーマ評価の基本構造
2.1 技術・用途・市場の関係整理
2.2 技術評価の視点
2.3 用途仮説の重要性
2.4 市場・顧客ニーズの捉え方
2.5 不確実性の種類と影響
2.6 評価における前提条件の整理
3.説得力あるデータの揃え方
3.1 評価に必要なデータの全体像
3.2 技術データの整理(強み・弱みと優位性)
3.3 市場・顧客ニーズの整理方法
3.4 技術と用途を結び付けるための視点
3.5 用途仮説の構築と検証の考え方
3.6 技術起点で陥りやすい評価の偏り
3.7 用途展開の可能性を評価する視点
3.8 仮説に基づくデータ収集の進め方
3.9 データの組み合わせによる説得力の強化
3.10 意思決定につながるストーリーの構築
4.意思決定の進め方と資源配分
4.1 Go/Stop判断と優先順位付けの全体
4.2 評価結果の整理方法
4.3 複数テーマの比較視点
4.4 判断軸の設定方法
4.5 経営資源配分の考え方
4.6 リスクと不確実性の扱い
4.7 定量評価と定性評価の統合
4.8 意思決定における合意形成
4.9 判断を支えるストーリー設計
4.10 Go/Stop判断の考え方
5.実務への適用と課題
研究開発テーマ評価を実務へ適用する際の課題と改善の進め方
□質疑応答□
※内容理解を目的とした簡単な演習を一部実施します
※本セミナーでは皆様にご発言いただく場面がございます。
ライブ配信受講の方は、可能な限りマイクを使用できる環境でご受講いただけますと幸いです。