【講師】 医薬品食品品質保証支援センター 顧問 島田 明 氏
元 塩野義製薬(株)
【主な略歴】
■塩野義製薬(株)にて、製剤の工場化研究(製造標準化)、製造管理責任者、工場の品質保証業務全般、国内外の原材料メーカーのGMP監査、及び製造委託先管理と安定化教育訓練支援、工場総務長を歴任し、「製造管理」「品質保証・委託先管理」から「工場運営」に渡る幅広い業務を経験。
■退職後、受託専門の医薬品製造所のアドバイザー業務で、FDA査察対応支援、国内外の原材料、医薬品製造所の査察と技術支援を行った。
■その後、グローバル医薬品製造所のアドバイザーとして、工場QAと製造現場の査察対応支援と問題点対策、GMP教育の業務を担った。
■現在は、「医薬品食品品質保証支援センター(略称:NPO-QAセンター)」顧問
(委員会所属でGMP教育セミナー講師歴6年)
個別に、医薬品製造所の現場指導アドバイザー(インハウスセミナー含む)で活動中
第1講 「企業文化」改善で事故削減の事例 (ミス損失10万以下/年達成の事例紹介)
【1】起源は「苦情・事故・労災」の多発(26ライン:約150人)
□多品種少量生産ライン増設で田舎工場は「ミスの玉手箱」!
⇒責任者就任直後に
「異種錠混同の苦情」で製品回収の危機
⇒
近年の「回収事例」のリスク分類紹介 ⇒
「人為的ミスが多い」
□事故処理会議は現場に赴き
「立会検証会議」から
⇒「三現主義の徹底」と「連帯感効果」
□「企業文化」は何故に劣化する?「自然界の原理」から学ぶ
⇒「エントロピー
(乱雑さ、無秩序、不確定性)」は常に増大し続けるもの
□先人の教え「事故ゼロ宣言の落とし穴」例
□情報血管を詰まらすな(ミスなど悪い話は届かない)
⇒「異常事故報告は
社会人の常識」の間違い
【2】「だから、どうするの?」急ぎの応急手当
□「方針管理」⇒リスクセンサーを磨き、異常報告処置訓練
⇒
「異常事故速報版」活用で異常報告の
習慣化
⇒異常事故速報訓練「見-つけた」カード
□
リスク大の「異常時の処置」訓練計画はありますか?
□急ぎの「混同汚染リスク」の自主点検
⇒
「混同防止管理6項目」 (ノウハウ名「年の功より亀の甲」)
□「四ないストッパー」の排除(乱雑さ・無秩序・不確実さ)
【3】立て直しは何処から着手⇒「組織の強みと弱み」は?
□
SWOT(※スウォット)分析により「内部・外部環境」の現状確認
⇒「※戦略方針や改善策を立案する診断手法」
□「正しいことに従順」な
「日本文化の三柱」と対比検証
⇒「強みと弱み」を知り「強みを生かし弱点補強
【4】「企業文化」改善の
「ミス対策パッケージ」で包括的活動
□活動指針⇒「陣頭指揮」「方針管理」
「小集団活動・※CSA」
※「CSA:Control Self Assessment 「統制自己評価」
・「職務業務・行動指針」 ・GMPトレーニング ・リスクマネジメント ・見える評価
□ミス削減目標値には「消せないもの」(自責の念)
⇒
「ミス損出金額10万以下/年」宣言で本気度アップ
□守りの要、ライン長の「「職務業務・行動指針」教育
□「ミス対策パッケージ」の抜粋解説
□「願いは」味付けされた「快い言葉」で
【5】ミス対策には環境設定が必要(調和行動の道順=Route64)
⇒システム的側面(40例)
⇒産業心理学的側面(12例)
⇒人間工学的側面(12例)
【6】ヒューマンエラー(ミス)対策活動の成果
□「効果・成果一覧表(24項目)」で見える化の効果
⇒モラル(倫理)とモラール(やる気)のアップ
□目標達成⇒「苦情件数・事故件数・ミス損出金額」
第2講 「ミス分類24例」と「逸脱元原因調査」の紹介(ミス分類表で正確な元原因調査)
【1】「ミス分類」と「ミス24例」でパターン化
□「ヒューマンファクター」とは(三大要因の紹介)
【2】「ミス24例」の対策事例紹介
□スキルベース □熟練ベース □知識ベース □環境ベース
【3】逸脱の「元原因調査手順化」
□「なぜなぜ5(追及型)」⇒ズレ探しの「3W1H」(参加型手法)
□「致命欠点と即停止の指示」教育
□「品質基準表」で品質欠点度を教える
【4】「教育完了確認評価シート」の紹介
第3講 GMPマインドに叶う「Quality Culture」とは(Quality Culture」診断の紹介)
【1】「Quality Culture」は「いろんな所」に表れる
□「Quality Culture」の不適切事例
⇒「何が足りないのか」 対比と想起
【2】
「Quality Culture」>とは何?「語れますか?」
□「Quality Culture」の見える化
⇒気づき弱体の「企業文化」の特徴
【3】
期待する「「Quality Culture」を教えていますか?
□身に付けたい「企業文化」(7つの作法)
□生産前の心構え(ライブ前)
□ライン長の水際巡視(注意深く見守る)の事例
□やってはいけない事--(査察対応)
【4】「ラインのモニタリング診断」(今、どのレベル)
□
「Quality Culture」診断表(モニタリング)
□「Quality Culture」行動診断目安表
【最後に】「秩序、綿密なデザイン」で輝かせ「安定化を」