EDC(Electronic Data Capture)は使えない!?


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EDCについて研究するページです。

*万が一文中に解釈の間違い等がありましても、当社では責任をとりかねます。
 本文書の改訂は予告なく行われることがあります。

EDCは使えない!?

以下の課題を克服しなければならない。

GCP
  1. 印影一覧に代わるものは何か
    ・印影一覧と同等の担保が必要

  2. Co-investigatorのVisit単位の捺印(署名)をどうするか

  3. 症例報告書の写しの保存(医療機関側)
    ・必須文書として、医療機関側がCRFの写しを保存する必要があるが、EDCを利用してペーパーレス化した場 合、査察時に当局に何を見せるか?

  4. 電子CRFと監査証跡(修正履歴+修正理由)のリンク

  5. Clintrialなどのデータベースに移行した際に修正履歴をどう残すか?

  6. EDCのDBを正としても良いか?

  7. EDCのデファクトスタンダードは?
    将来にわたって残るものでなければ、症例データを長期保存できない。

  8. 査察対応(治験依頼者、医療機関)

  9. 記録の長期保存
    ・他のシステムや方式へのマイグレーション
    ・ASP利用時のデータのアーカイヴ

ER/ES指針
  1. FDAPart11)方式の電子署名(IDとパスワード)は厚生労働省に通用するか?

  2. インターネットなどを介して症例データをデータセンターに集める場合、いわゆるオープンシステムとなるため、機密性を確保する必要がある。

  3. ハイブリッドシステムとする場合、真正性を確保するためには、紙媒体への署名(記名・捺印)のタイミングおよび電磁的記録とのリンクが問題となる。
電子署名

デジタル署名はまだ実用的ではない

  1. 認定認証局を介さない電子署名(例:IDとパスワードを用いてのPart11の要件を満たすもの)の日本の 薬事行政における位置づけが法令からは明白に読み取れない。

  2. 国際的に通用するデジタル署名の標準がない

  3. 日本の認証局が認証したデジタル署名はFDAに通用しない

  4. 複数のデジタル署名が必要
    ・印鑑の場合は唯一無二
    ・どの認証局の電子証明書が必要かは、省庁毎に要求(代表者印が複数必要)
    ・デジタル署名の有効期限

  5. デジタル署名のマイグレーション

用語集





QMS構築支援

FDA査察対応