[書籍] <一発必中シリーズ書籍 第2弾> 正しい分散剤の選定・使用方法と、 分散体の塗布性を上げる添加剤技術
-----< 本書のポイント >-----
■固体粒子の分散安定化の要望は、分野を問わず多い。非常に多い。
裾野の広いテーマでもあり、技術者・研究者の共通の悩みどころでもありましょう。
どのような粒子を用いるか? どのような材料を他に加えるか? どのようなプロセスで加工するか? どのような環境下で用いるか?
⇒ 本書は、材料やプロセスの因子など“実際の場面に即した形”で、現象理解と問題解決への糸口が満載。
⇒ 図表も多く用い、また分散剤や表面調整剤などの化学構造を示し、その設計思想と特徴をも明らかに!
■本書は、分散安定化のみならず。
添加した配合物にどんな物性面・作業性面で影響を与えるか? 使用にあたってどのように添加剤を選ぶか?
その基準あるいは物差しとなるものはあるのか?
⇒ それには分散剤構造の理解が欠かせない。どう問題解決をはかるか?事例を挙げてアプローチも解説!
⇒ また、ほとんどオリジナルデータであり、他の引用はない。
■さらに、分散剤以外の添加剤技術、評価方法、新しい分散剤も記述。
なぜなら、スラリーやペースト・インキなど“塗布する段階での問題”も多いゆえ。
せっかく分散体を作っても、きちんと塗布できないと評価もできない。
その本来の性質も引き出すことができない。素材に十分濡れずはじいたり、泡が残ったりして不均一な塗布膜では、評価が定まらない。
⇒ きちんと塗れてはじめて評価に値し、工業的に意味がある。
⇒ 濡れ剤・消泡剤やレオロジーコントロール剤など、スラリー等の設計には不可欠の添加剤をも解説。
本書では、分散実験をする研究者・配合設計者、あるいは分散剤そのもの構造と役割の理解、選定の方法を模索されている方々を対象として記述している。したがって分散に関する理論を説明するのが趣旨ではない。現象の理解と分散不具合の解決にむけて、分散剤を中心に糸口を提示したい。また分散体本来の特性を引き出すために、塗布性を向上させる添加剤技術に関しても述べる。いくつかの事例を通じて、分散配合の考え方を深めることを狙いとする。
2013年 若原 章博
価格:
55,000円(税込)