Quality Assuranceの略。「品質保証」のこと。
QAと監査を混同している企業が多い。AssuranceとAuditは違う。
Assuranceとは、経験者やスキルのある者が、当該プロセスに対して指導や助言を行い、最終的な製品の品質を保証することである。
企業には、熟練した者もいれば、新入社員もいる。新人に仕事をさせないわけにはいかない。
仕事をさせなければ、いつまでも品質が向上しない。だからと言って、新人に任せきると品質の問題が発生する。
例をあげよう。
あなたがLASIC手術(近視のレーザ手術)を受けることになったとしよう。訪問した眼科クリニックで担当になった医師は、執刀経験がまだ100例未満と非常に浅く、不安な気持ちになった。
ところが、当該クリニックの院長は、執刀経験が1万例以上と、経験豊富だそうだ。
あなたは、どちらの医師に執刀してもらいたいだろうか。当然院長である。
しかしながら、院長は自身では執刀しなくなったという。
そこであなたはきっとこう言うであろう。
「新人の医師が手術を失敗しないように、院長が手術に立ち会って欲しい。」と。
これがAssuranceである。
品質保証(QA)部門は、当該プロセス部門に成り代わって、結果の品質を保証しなければならない。
つまり、プロセスに深く関与し、当該部門になり代ってお墨付きを与えるのである。
QC、QA、監査の違いについてはこちら。