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誰が言うか

作家の童門冬二氏は、著書で、日本では多くの場合何を言うかではなく、誰が言うかで聞き手の反応が違うというようなことを指摘している。本来は同じ内容を別人が言ったとしても、その人の人格や年齢などに関係なく、内容で評価すべきでなのであろう。

論語の中に「賢者は愚者に学び、愚者は賢者に学ばず」というのがあったと記憶している。賢い人ほど、誰からも学び、さらに知識をつけていくのであるが、そうでない人ほど、誰からも学ぼうとはしないのである。

元大阪府立松原高等学校 教諭の佐谷力さんの講演会を聞いたことがある。ある高校生の少女が中途退学をしたがっていたそうである。親や教師が何度なだめても聞かない。佐谷さんは、学校を休んで良いから好きなことをしてくるようにと勧めたそうである。1ヵ月後、少女は自ら学校へ帰ってきた。教師が事情を聞くと、バイト先の一緒に働いているおばさんに「高校くらい出てないとダメだよ。」といわれたのだそうだ。親や教師が何度同じことを話しても無理だったのにである。

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