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[書籍] インクジェットインクの最適化 千態万様

[書籍] インクジェットインクの最適化 千態万様

88,000円(税込)
≪章構成とその意図≫
「第1部 インクジェット印刷の千態万様」
 第1部はIJが千態万様であることを,広い印刷対象,複数のインク形態,これらにより生まれるプリンタの特徴を整理した。加えて著者が考えるIJプリンタが今後さらに定着するための二大要素として印刷のエネルギーコストと地球環境保護を提案として記述した。

「第2部 トラブルの現象と解決」
 1~2章は,ヘッドとプリンタの動作におけるインクを扱う。IJインクは装置上にあるうちは液体の部品である。デバイス設計者はインク部品を望むように動作させ意図する画像形成を実現するために,どのような現象に遭遇し,安定動作にどのような工夫をしているだろうか。現象ごとに有益な文献を少しずつであるが幅広く読み,学習する案内ページを作成した。ヘッドとプリンタの技術者はどのようにインクを扱っているか,インクはどうあって欲しいかが語られており,デバイス技術者の観察している現象を体験することができる。
 3章はピエゾ吐出に関する著者らによる研究結果の紹介である。インクのどのような物性が吐出特性と関係を持っているかは長年の研究テーマとなってきた。ピエゾ吐出に関する研究は著者と共同研究者による実験的なアプローチで考察している。インクの物性としては,We数,Re数,粘弾性,伸長粘性を扱い,吐出特性の基本要素ドロップ体積,吐出速度,サテライトドロップ生成との現象相関を考察している。

「第3部 画質・プロセス制御とインク技術」
 4章は,画質表現の用語と現象,産業用途で重要度を増す水性インクの乾燥方法,前処理,後処理の材料手法と仕組みを事例から解説した。
 5章は,印刷及び高速化とドット形成から始め,ドロップからドットへの速い転換を支える界面活性剤の挙動を測定結果で例示した。次いでインク媒体で分類した各IJインクの構成の解説を行った。基礎的とは言え,特徴的な製品が念頭に置かれている。

「第4部 インクとプリンタの応用」
 プリンタ製品のインクについてメーカー自身が公表している場合以外は,外部からそれを解説することは基本的にできない。第2部で強調するように,インクは部品であり,プリンタはインクとデバイス間の最適化・調和が図られて成り立っている。インクの化学的構成が解説されたとしてもそれは属性の一つにすぎない。製品の特徴はプリントに集約されていて,プリントはよく観察すればインク・ハード・ソフトの多くを語っている。
 6章は公表文献及び関連する発明の記載から製品インクの特徴を要約している。どんな新しいプリンタ製品でも現在の印刷ニーズを満足するべく完成されている。本書ではインク技術にのみ焦点を当てた解説をしているが,新製品にインクが果たしている役割を考える材料になれば良いと考えている。
 7章で捺染を独立した章とした理由は技術内容が広いことと同時に,IJ大判グラフィックスが少ない印刷部数領域やラージサイズの領域ではほとんど置き換わったことに次ぐくらいの確度でIJ捺染の導入が予測されるからである。捺染インクについては,基礎情報と製品情報を分類することなく記述している。スクリーン捺染業界は IJ捺染の導入から転換は必然と捉えており,IJ捺染プリンタ業界は品質機能を高めたプリンタ開発を強め成長している。日本の繊維産業の中で,捺染製品の中でIJ捺染で製造する機運をさらに高めるための方策を考えつつ,製造業者にとって魅力ある実生産に展開の糸口を示唆する技術を注視している。
 8章は,主として工業印刷に焦点を当て,各分野で専門性が高く活発な開発と事業活動をしている会社自身による技術・製品紹介からなっている。
[書籍] 次世代FPCの市場と材料・製造技術動向

[書籍] 次世代FPCの市場と材料・製造技術動向

44,000円(税込)
 FPC(フレキシブルプリント配線板)は小型・薄型化が進む電子機器において必要不可欠化な部品であり、スマートフォンなどの小型端末の高機能化に伴い、その地位はさらに重要性が増しております。また、2020年に本格的に開始されます「5G」サービスにより、自動車やメディカル、IoTなどといった広範な分野へのFPCの活用が期待されており、5G対応をはじめとする次世代FPCの開発が進展しております。
 本書では、FPCの市場動向や材料構成、製造方法などの基本的な知識から「5G」などに対応すべく高機能化に向けた材料技術や製造技術について解説いたしました。さらに最新のトレンドを把握できるよう、スマートフォン搭載のFPCに関する調査結果を掲載し、採用FPCの変遷と最新端末情報、今後の展望予想などについても解説しております。

 技術の発展を続けているFPC業界において、装置メーカー、材料メーカー、FPCユーザー企業の方々の今後のビジネスでお役に立つ一冊となれば幸甚でございます。
[書籍] 【 ポジティブリスト制度導入 】 改正食品衛生法で変わる対応事項と 食品容器包装材料・食品接触材料の規制動向

[書籍] 【 ポジティブリスト制度導入 】 改正食品衛生法で変わる対応事項と 食品容器包装材料・食品接触材料の規制動向

55,000円(税込)
▼書籍のポイント

【1】日米欧における「食品用器具・容器包装の規制」と「ポジティブリスト制度」

  世界の食品包装材料の法規制は欧米のポジティブリスト 制度を参考に新たな段階に入っている。ポジティブリスト制度の
  体系が日米欧で異なるほか制度の対象となる材質や物質の範囲も異なる。
各国の法規制における意味や範囲の理解に向けて、全体状況を紹介するとともに日本の最近の動きを整理し我々産業界に
  与える影響を解説。
[書籍] QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方

[書籍] QMS/ISO関係をふまえた医療機器「プロセス」「滅菌」「包装」「ソフトウェア」バリデーションの進め方

55,000円(税込)
リスクマネジメントの考え方と規格への対応とは?
効率的に設計できるよう品質マネジメントプロセスや設計プロセスの一部として取り込み,
PDCAサイクルを回すことにより,リスクマネジメントシステムの有効性を維持する!
[書籍] 再生医療等製品/遺伝子治療用製品の承認取得/審査の視点と実務戦略

[書籍] 再生医療等製品/遺伝子治療用製品の承認取得/審査の視点と実務戦略

66,000円(税込)
【第1部】再生医療等製品/遺伝子治療用製品における規制要件の現状と最新動向

第1章 再生医療等製品に関する規制要件と当局方針・今後の展望
はじめに
1. 再生医療の規制
2. 再生医療等製品の開発動向
 2.1. 対面助言及び治験
  2.1.1 対面助言件数及び加工細胞等の治験計画届出件数の推移
  2.1.2 再生医療等製品治験相談等の動向
 2.2. 承認品目
3. 今後の展望
おわりに
[書籍] 【 医薬品製造工場・試験室 】 紙データの電子化プロセスと スプレッドシートのバリデーション/運用/管理

[書籍] 【 医薬品製造工場・試験室 】 紙データの電子化プロセスと スプレッドシートのバリデーション/運用/管理

44,000円(税込)
第1章 製造,試験室におけるデータインテグリティの要件と具体的対応

1. データインテグリティ
 1.1 データインテグリティとは
1.2 データインテグリティに関するガイダンス
2. データインテグリティの要件と対応
 2.1 データインテグリティの対象
 2.2 ALCOA 原則について
 2.3 生データとは
[書籍] 【ICH M7変異原性/Q3D元素不純物・E&L試験等】 医薬品不純物における 評価及び管理戦略・運用の実際

[書籍] 【ICH M7変異原性/Q3D元素不純物・E&L試験等】 医薬品不純物における 評価及び管理戦略・運用の実際

66,000円(税込)
●……医薬品の品質の中でも不純物管理で鍵となるのは原薬の不純物管理をいかに行うかである。このためには、不純物管理を行いながら原薬を安定して製造することが必要であり、またそれを確実に評価する分析法の開発が必要となる。すなわち、原薬の不純物については、その製造工程に遡って管理することが必須となる。ここでは原薬の不純物に焦点を当てて、ICHの規制要求をふまえながら、開発段階に応じて実際にはどのように不純物を管理していくかについての考え方を紹介する。……(本文へ続く)(第1章「規制要求をふまえた不純物管理の留意事項と規格設定・分析法バリデーションの実際」スペラファーマ(株) 近藤 加奈子,小林 篤,山野 光久)
[書籍] マイクロリアクター/フロー合成による 反応条件を最適化した導入と目的に応じた実生産への適用

[書籍] マイクロリアクター/フロー合成による 反応条件を最適化した導入と目的に応じた実生産への適用

55,000円(税込)
■第1部 マイクロリアクター/フロー合成技術の最新トレンド
 第1章 フロー自動合成とAI(人工知能)を活用した研究・開発 ~現状の課題と将来展望~
 第2章 シミュレーションを活用したプロセス設計 ~混合性能が反応生成物の収率向上に及ぼす影響~
 第3章 3Dプリンタを活用した流路作製 ~材質を考慮した適用事例~
[書籍] 【アジア・ASEAN諸国での治験実施】 各国要求及び治験環境と現地の実情

[書籍] 【アジア・ASEAN諸国での治験実施】 各国要求及び治験環境と現地の実情

60,500円(税込)
●……医薬品生産において、それほど重要な役割を担うアジアであるが、1967年に設立された東南アジア諸国連合(ASEAN)のようなアジアの一部の国を構成員とする集合体は存在するものの、欧州連合のようなアジア全般をメンバーとするような集合体は存在せず、基本的に各国が独自に薬事領域に関する規制を有する形となっている。……(中略)……このように、各国が抱えている課題は複数の要因が複合的にかかわっており、その解決は決して容易ではない。しかしながら、各国が抱えている課題には共通点も多く、各国が課題を共有したり、協働することにより効率的な解決が期待できるように思う。
 本項では、現在、アジア地域においてどのような薬事規制の動きがあるか、また、今後どのような方向性が考えられているかについて、概説したい。……(本文へ続く)(第1章 「アジア地域における薬事規制と今後の動向」(独)医薬品医療機器総合機構 佐藤淳子)
[書籍] シランカップリング剤の使い方と応用事例

[書籍] シランカップリング剤の使い方と応用事例

66,000円(税込)
様々な分野への展開を見せる「シランカップリング剤」を扱う方へ
       うまく使いこなすための知識や新規材料開発のヒントが満載な一冊!

【目次抜粋】

 第1章 シランカップリング剤の反応,構造と反応メカニズム
 第2章 シランカップリング剤の選択基準と効果的処理法
 第3章 シランカップリング剤の処理方法と処理効果
 第4章 シランカップリング剤の反応制御と効果的活用法
 第5章 シランカップリング反応の分析と評価
 第6章 微粒子・フィラーへのシランカップリング処理事例
 第7章 シランカップリング剤の添加による改質・機能向上
 第8章 シランカップリング剤処理による表面処理の機能向上と応用技術
 第9章 シルセスキオキサンを用いた分散性・機能性向上
第1章~第5章まではシランカップリング剤をうまく使いこなすために必要な知識を解説しました。
・シランカップリング剤の構造、種類
・シランカップリング反応のメカニズム
・シランカップリング剤の選択基準と処理条件
・シランカップリング反応における分析・評価手法
などシランカップリング剤を扱う技術者、研究者なら知っておくべき知識が満載です。

第6章~第9章では実際にシランカップリング剤を用いて機能性の向上などを目的に使用した研究開発事例を三つのパターンに
分けて解説しました。
・フィラーなどの微粒子への処理
・シランカップリング剤を樹脂などに加え改質による処理
・表面へのシランカップリング剤処理

また有機-無機ハイブリッド材料として注目を集めている”シルセスキオキサン(POSS)”についても
取り上げて解説しました。

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