【製本版+ebook版】
実務担当者が抱える悩みへ回答! 『信頼性基準適用試験での実施基準【Q&A集/SOP例】』 < 判断の悩ましいQ&A(86問) / SOP等文書作成 / 委託試験指摘事例 > -現在のシステムは過剰ではないか?信頼性保証の在り方を見直すための1冊 - |
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配信開始日 | 2021年6月24日(木) | |
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フォーマット | ebook版(PDF) + 付録(PDF) (WEBブラウザ上、または専用アプリケーション「bookend」より閲覧頂けます) ※このebookは印刷不可・コピー不可です。 |
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体 裁 | B5判 並製本 96頁(製本版)/PDF(ebook版) | |
価 格 ( 税込 ) | 38,500円 定価:本体35,000円+税3,500円 |
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ポイント還元 | 誠に勝手ながら2020年4月1日より、会員割引は廃止とさせて頂きます。 当社では会員割引に代わり、会員の方にはポイントを差し上げます。 ポイントは、セミナーや書籍等のご購入時にご利用いただけます。 会員でない方はこちらから会員登録を行ってください。 |
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ア カ ウ ン ト 数 | アカウント数 :10アカウント 【アカウントの追加方法】 ※購入者以外に最大9アカウントまで追加可能(無料) ※購入者を除いた10名様でのアカウント適用を希望の場合は、申込の際の「備考欄(通信欄)」にその旨ご記入ください。 |
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閲 覧 期 間 | 無期限 | |
オフライン閲覧 | 可能 | |
対応OS・デバイス | Win・Macの両OS、スマートフォン・読書端末(iPhone,iPadなど) | |
注 意 事 項 | ebookのダウンロードは、S&T会員「マイページ」内で行いますので、 S&T会員登録(無料)が必須です。 |
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発 行 | サイエンス&テクノロジー(株) 送料無料 |
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I S B Nコード | ISBN978-4-86428-262-8 | |
C コ ー ド | C3047 |
<< 試験の信頼性確保は「どこまで」やれば良いのか? >>
~ 自社の施設の信頼性確保は、過度ではないか?一般にはどうしているのか。
また申請用データとする場合、大学や海外施設で実施の場合にも適切な管理が求められる ~
~ 自社の施設の信頼性確保は、過度ではないか?一般にはどうしているのか。
また申請用データとする場合、大学や海外施設で実施の場合にも適切な管理が求められる ~
実施体制・担当者教育から記録管理・資料保存、
日本と海外の品質文化の違い、生データ管理等、
信頼性の基準適用試験に関する陥りがちな疑問点について
Q&A形式、文書作成例・指摘事例の提示にて分かりやすく解説 !
日本と海外の品質文化の違い、生データ管理等、
信頼性の基準適用試験に関する陥りがちな疑問点について
Q&A形式、文書作成例・指摘事例の提示にて分かりやすく解説 !
本書のポイント
【 判断の悩ましい疑問点(86問)へのQ&A / 委託試験の指摘事例・考察(19事例) 】
具体的な実施基準が無く、企業側の判断に委ねられる非GLP試験について、実務担当者に悩まれがちな疑問点にQ&A形式※をメインに分かりやすく回答
著者の経験に基づく実際の指摘事例から、試験の委託時に注意すべきポイントを解説
【 SOP・試験計画書/試験報告書の作成ポイント 】
信頼性の基準適用に関するSOP・試験計画書・試験報告書の作成について一部は作成例を示しながらポイントを解説
【 生データの定義・保存や紙記録/電子データの取り扱い 】
非GLP試験において生データが電子データの場合、どのように考えるべきか?昨今指摘が増えている生データ関連の運用について再確認
【 海外施設に試験委託する際の信頼性の考え方 】
日本独自の要求事項である「信頼性基準」の試験委託についてどのように考えるべきか?海外施設へ信頼性基準適用試験を委託した際に直面する課題等にも言及
※Q&A:実務担当者から実際に集まった質問・要望をピックアップして言及しています
こんなことがわかる!(一例)
◎GLPと同様、信頼性の基準でも信頼性保証の組織を置く必要があるのか?
◎複数の信頼性保証責任者の設置は一般的であるか?
◎申請用試験に対し、GMPの品質保証部門が照査した場合どのような認識となるのか?
◎モジュール3用報告書に対する信頼性保証陳述書は発行が必要?
◎委託施設調査時、委託元の信頼性保証部門の関与必要はどの程度か?
◎「60の労力で90点取得」を実現できる効率的な方法論等はあるのか?
◎信頼性保証部門の担当者レベルを合わせるために効果的な教育法とは?
◎マイクロピペットの点検頻度はどの程度で行えば良い?
◎国内外委託試験施設の調査や選定:適格性について知るには?
◎試験終了後の残余試験物質、残余標準物質等の取り扱いは?
◎リモート調査における留意事項や注意点は?
<< 書 籍 構 成 >>
第1部:信頼性基準適用試験における陥りがちな疑問点:Q&A
第2部 信頼性の基準適用試験(構造解析分野)における信頼性の基準適用への対応
~SOP,試験計画書,報告書作成時の留意事項~
第3部:信頼性基準適用試験の試験施設への委託と監査(Q&A及び事例/考察)
◎複数の信頼性保証責任者の設置は一般的であるか?
◎申請用試験に対し、GMPの品質保証部門が照査した場合どのような認識となるのか?
◎モジュール3用報告書に対する信頼性保証陳述書は発行が必要?
◎委託施設調査時、委託元の信頼性保証部門の関与必要はどの程度か?
◎「60の労力で90点取得」を実現できる効率的な方法論等はあるのか?
◎信頼性保証部門の担当者レベルを合わせるために効果的な教育法とは?
◎マイクロピペットの点検頻度はどの程度で行えば良い?
◎国内外委託試験施設の調査や選定:適格性について知るには?
◎試験終了後の残余試験物質、残余標準物質等の取り扱いは?
◎リモート調査における留意事項や注意点は?
※詳細は目次をご覧ください
<< 書 籍 構 成 >>
第1部:信頼性基準適用試験における陥りがちな疑問点:Q&A
第2部 信頼性の基準適用試験(構造解析分野)における信頼性の基準適用への対応
~SOP,試験計画書,報告書作成時の留意事項~
第3部:信頼性基準適用試験の試験施設への委託と監査(Q&A及び事例/考察)
~実務で悩まれがちなQ&Aと事例紹介・考察~
第1節 受託施設への委託時に悩まれがちな事項:Q&A
第2節 海外(米国等)の受託施設へ試験委託する場合の留意点:Q&A
第3節 委託試験における指摘事例~実際の受託施設の調査訪問時での指摘事例からの考察~
第1節 受託施設への委託時に悩まれがちな事項:Q&A
第2節 海外(米国等)の受託施設へ試験委託する場合の留意点:Q&A
第3節 委託試験における指摘事例~実際の受託施設の調査訪問時での指摘事例からの考察~
勝 鎌政 (株)アールピーエム
樋口 史郎 (株)アールピーエム
川口 謙 (株)東レリサーチセンター
倍味 繁 (株)大塚製薬工場
松永 秀光 (株)大塚製薬工場
「第1部 信頼性基準適用試験における陥りがちな疑問点:Q&A 」
(株)アールピーエム 勝 鎌政 氏 【詳細】
【エーザイ(株)にて、研開試験監理部長として非GLP試験担当の信頼性保証業務に従事】
(株)アールピーエム 樋口 史郎 氏 【詳細】
【わかもと製薬(株), 三協化学(株)(現富士フイルムワコーケミカルズ(株)),
富士バイオメディックス(現シミックファーマサイエンス(株))にて信頼性保証業務に従事】
「第2部 信頼性の基準適用試験(構造解析分野)における信頼性の基準適用への対応」
(株)東レリサーチセンター 川口 謙 氏 【詳細】
「第3部 信頼性基準適用試験の試験施設への委託と監査(国内・海外)」
(株)大塚製薬工場 倍味 繁 氏 【詳細】
(株)大塚製薬工場 松永 秀光 氏 【詳細】
樋口 史郎 (株)アールピーエム
川口 謙 (株)東レリサーチセンター
倍味 繁 (株)大塚製薬工場
松永 秀光 (株)大塚製薬工場
経 歴 紹 介 ※【詳細】覧からご確認いただけます※
「第1部 信頼性基準適用試験における陥りがちな疑問点:Q&A 」
(株)アールピーエム 勝 鎌政 氏 【詳細】
【エーザイ(株)にて、研開試験監理部長として非GLP試験担当の信頼性保証業務に従事】
(株)アールピーエム 樋口 史郎 氏 【詳細】
【わかもと製薬(株), 三協化学(株)(現富士フイルムワコーケミカルズ(株)),
富士バイオメディックス(現シミックファーマサイエンス(株))にて信頼性保証業務に従事】
「第2部 信頼性の基準適用試験(構造解析分野)における信頼性の基準適用への対応」
(株)東レリサーチセンター 川口 謙 氏 【詳細】
「第3部 信頼性基準適用試験の試験施設への委託と監査(国内・海外)」
(株)大塚製薬工場 倍味 繁 氏 【詳細】
(株)大塚製薬工場 松永 秀光 氏 【詳細】
各部の趣旨<本文抜粋>
「第1部 信頼性基準適用試験における陥りがちな疑問点:Q&A 」
(松永秀光, 倍味 繁 /著)
申請資料の信頼性の基準の適用を受ける非GLP試験においては、GLP試験のように具体的な実施基準がなく、基準を遵守するための手段も一様ではありません。そのため、試験の信頼性確保においてどこまでやれば良いのか、業務を実施する中でも悩まれている施設は多いと思われます。本項では、非GLP試験(薬効薬理試験を中心に)を実施する際に陥りがちな疑問点について、解決法を考えてみたいと思います。非GLP試験の信頼性確保については、施設の状況により、また、試験の種類(薬効薬理試験、薬物動態試験及びCMC試験)によっても対応が異なる場合もありますので、ここでお示しする回答は執筆者の個人的見解ですが、皆様が業務を遂行する際の参考となれば幸いです。……(本文へ続く)
「第2部 信頼性の基準適用試験(構造解析分野)における信頼性の基準適用への対応
~SOP,試験計画書,報告書作成時の留意事項~ 」
~SOP,試験計画書,報告書作成時の留意事項~ 」
( 川口 謙 /著)
第2部では,受託分析会社の構造解析分野の業務を念頭に,信頼性の基準適用に関する標準操作手順書(SOP:Standard Operation Procedure),試験計画書,試験報告書の作成時の留意事項について,一部は作成例を示しながら筆者の私見を述べたい。 ただ,SOP,試験計画書,試験報告書の作成例は実際のものではなく,本稿のために新たに作成したものである。具体例がないと読者もイメージしづらいと思われるのであえて示すことにした。
作成例は全体を通じて,構造解析分野,いわゆるロ項の開発段階を意識して,省くことのできないと思われる必須の項目に絞って記載した。しかしそれでもなお,抜けている項目があるかもしれない。そのため,読者には,留意事項も参考にして,自身の施設の事情に応じ,必要な項目を適宜追加してより適切な文書を検討してほしい。……(本文へ続く)
「第3部 信頼性基準適用試験の試験施設への委託と監査(国内・海外)
~実務で悩まれがちなQ&Aと事例紹介・考察~ 」
~実務で悩まれがちなQ&Aと事例紹介・考察~ 」
( 勝 鎌政, 樋口 史郎 /著)
第1節 受託施設への委託時に悩まれがちな事項:Q&A
医薬品・医療機器の承認申請者となる施設は、それぞれの信頼性の基準のシステムが存在するであろう。ただ、時間の経過と伴に各社の信頼性の基準に関する決め事が厳格になりすぎているように感じている。このようになったのはGLPの影響もあると思うが、信頼性の基準の対象部署となる、CMC、ADME及び薬理試験それぞれの異なる事情を加味してそれを施設全体で取り纏めるには、必然的に(段階的に)規程・SOPが詳細な内容になっていったのではないかと想像している。……簡単に言えば、各受託施設の信頼性確保・保証の方法は、自社で培ってきた方法とは異なるのであって、最低限3つの要件(「正確性」「完全性(網羅性)」「保存」)を満たすことができるシステムになっているかということに焦点を当てて受託施設を選定しなければならない。受託施設を選定した後は、受託施設とコミュニケーションを取りながら、試験計画書作成⇒試験実施⇒試験報告書と進行するのであるが、お互いのやりとりの中で受託施設からするとスポンサーはお客様という姿勢で対応してくる。それは致し方ないことではあるが、スポンサー側はそれを良いことに優位的な態度をとるのは、お互いのコミュニケーションがうまくいかなくなり、ひいては試験の信頼性にも影響する可能性があるので、やめた方が良い。Q&Aの中にも登場するが、受託施設とスポンサーは「共同研究者」であり、BODYなのである。
以下に、筆者も経験してきた疑問点を挙げ、どの様に解決、理解してきたのかをQ&Aという形で記載する。
第2節 海外(米国等)の受託施設へ試験委託する場合の留意点:Q&A
海外の受託施設に試験を委託することは思いの外多い。それは日本の製薬企業等が海外申請を予定しているプロジェクトについて発生する。海外での申請においては日本でいう信頼性の基準は存在しない。しかし企業の社会的責任として、試験データを外に出す場合、信頼性を確保・保証した状態で出そうとするのが善良な企業であると考える。もし他の企業にそのプロジェクトを導出する場合、信頼性に疑義のある試験データをもって導出すると、後々になって問題が発生する可能性は高い。また海外申請と併せて国内での申請を考えているプロジェクトであれば、必然的に信頼性の基準に適応した試験を成立させなければならなくなる。
上記のように様々なバックグランドが存在するが、筆者の経験として、米国申請する場合、または米国申請と併せて国内申請を予定している場合を想定して以下に記載する。
第3節 委託試験における指摘事例/解説 ~実際の受託施設の調査訪問時/監査時の指摘内容からの考察~
1. 受託施設の訪問時に見られた指摘事例と解説筆者が受託施設の調査訪問時にみられた指摘事例について取り上げ、試験の委託時に注意すべきポイントについて解説した。取り上げた内容は、いずれも事実に基づいたものであるが、秘匿性を考慮して実名等は割愛した。
2. 試験資料(報告書、記録類)の監査時に見られた指摘事例と解説
取り上げた指摘事例は、委託試験資料を自社で監査した際にみられた所見をまとめたものである。信頼性の基準試験における信頼性保証については、各施設で定めるところであるが、ここでは委受託契約書、計画書、報告書及び記録類(一部のみ)を基に監査を実施した際の所見と理解していただきたい。
……(本文へ続く)