バイオ医薬品の製剤安定化/高品質化のための 不純物の規格設定と評価・管理手法 【タンパク質凝集抑制・セルバンク(MCB/WCB)・CHO細胞・ HCP・シーケンスバリアント・E&L】 ~安定した製剤開発のための凝集体抑制法と各不純物の限度値設定~ |
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発売日・配信開始日 | 2022年10月26日(水) | |
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フォーマット | 製本版+ebook版(PDF) ※ebook版は、PDF (印刷・データコピー不可) WEBブラウザ上または専用アプリケーション(bookend)より閲覧可能です ※製本版とebook版の内容は同一です |
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体 裁 | B5判 並製本 209頁(製本版) B5 PDF 209頁(ebook版) |
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価 格 ( 税込 ) |
【製本版】49,500円 定価:本体45,000円+税4,500円 【製本版+ebook版のセット】55,000円 定価:本体50,000円+税5,000円 |
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閲 覧 期 間 | 無期限 |
オフライン閲覧 | 可能 | |
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発 行 | サイエンス&テクノロジー(株) 送料無料 |
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I S B Nコード |
【製本版】978-4-86428-291-8 【製本版+ebook版】978-4-86428-295-6 |
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C コ ー ド | C3047 |
<目的物質由来不純物/製造工程由来不純物管理の事例考察>
◎目的物質由来不純物/製造工程由来不純物の規格試験
◎不純物による免疫誘導とその対応策
◎修飾タンパク質の不純物管理
<セルバンク(MCB/WCB)の品質評価・再評価と管理/保管>
◎セルバンク(MCB/WCB)製造に必要な評価項目とウイルス安全性試験
◎CHO細胞の不均一性・不安定性と生産培養との関連性は
<効果的なタンパク質凝集抑制> ◎タンパク質凝集メカニズムと評価法(ナノ、サブミクロン、ミクロン粒子)
◎安定した製剤開発のためのタンパク質凝集抑制
<混入汚染物質とウイルス安全性管理の実際>
◎外来ウイルス混入の事例
◎原材料の適格性判断
◎ウイルスクリアランス工程導入と評価/ウイルス除去技術の事例
◎ウイルス検出試験の事例
<宿主由来タンパク質(HCP)の評価と測定法:国際動向>
◎HCP評価の重要性とリスク事例
◎特許HCP‐ELISAと限度値設定
◎HCP試験の指針と国際動向
<ケーススタディをふまえたシーケンスバリアントの実際>
◎シーケンスバリアントの擬陽性減少手法
◎シーケンスバリアントの管理限界値設定
<シングルユース技術利用の際の不純物と照会事項対応>
◎E&Lの管理手法
◎不溶性微粒子と不溶性異物の低減策
<安定性試験および試験法/製法変更とその評価>
◎ICHガイドラインをふまえたバイオ医薬品の安定性試験
◎バイオ医薬品の強制分解試験
◎承認審査をふまえたバイオ医薬品の製造/試験法開発と変更管理
◎変更管理におけるリスク評価
<承認審査:バイオ医薬品の不純物と照会事項対応>
◎バイオ医薬品不純物に関わる照会事項
◎当局とのコミュニケーション
◎CTD-Q作成における留意点:不純物管理項目
◎バイオ医薬品開発において重要なQbDの原則
◎目的物質由来不純物/製造工程由来不純物の規格試験について事例を用いて解説
◎不純物による免疫誘導とその留意点を事例を用いて解説
◎修飾タンパク質の不純物管理の実際
・凝集体をはじめとする不純物の適切な規格設定、規格試験とは。
実際の製品を例に挙げ、試験方法について解説する。
◎セルバンク(MCB/WCB)の品質評価、再評価のポイントを解説
◎CHO細胞の不均一性・不安定性と培養の際の留意点
・セルバンク製造の際に必要な評価項目、実施すべきウイルス安全性試験について、ICHガイドラインをふまえて解説する。
また、セルバンク保管の際のポイントにも言及。
・宿主由来タンパク質(HCP)や凝集体をはじめとするバイオ医薬品における不純物は、
宿主細胞の性質(不均一性)や生産培養の方法とどのような関連性があるのだろうか。分析事例等を用いながら言及する。
◆製剤安定化のために必須であるタンパク質凝集抑制の基本と対応方法
◎タンパク質凝集の抑制手法を安定性の観点から解説
◎タンパク質凝集の安定性評価と長期安定性の予測
◎推奨されるタンパク質凝集抑制のリスク評価
・ナノ粒子、サブミクロン粒子、ミクロン粒子、それぞれのサイズの凝集体の評価方法について解説したのち、
安定した製剤開発のための凝集体発生抑制方法について言及する。
◎リスク評価をふまえたウイルスクリアランス工程導入と評価の実際
◎ウイルス検出試験の事例考察
・外来ウイルス混入の事例考察のほか、ウイルス混入防止の管理戦略についてICHQ5Aが求める要点をふまえて解説。
また、ウイルス安全性評価の国際動向やウイルス検出技術についても言及する。
◎HCP-ELISA実施における留意点、限度値設定の具体例を用いて解説
◎HCP試験の指針と最新の国際動向
・HCP‐ELISAを用いての測定方法から運用時の留意点まで網羅して解説。
・HCP‐ELISAの課題とそれを補完するLC/MCを用いた解析技術とはどんなものか。
実装/評価の際の留意点に言及しつつ解説する。
◎現場で使用されている市販ソフトウェアを用いたシーケンスバリアントの擬陽性削減手法
◎具体的数値を用いたシーケンスバリアントの管理限界値設定
・どうすればシーケンスバリアントの擬陽性を削減できるのか。市販ソフトウェアを組み合わせた管理戦略を解説。
◎不溶性微粒子と不溶性異物の管理手法と留意点
・シングルユース製品で検出された品質異常品のうち、少なくない割合を占める不溶性微粒子および不溶性異物の混入。
実際に検出された不溶性異物とその低減策について言及しながら、混入リスク低減することの重要性を解説。
◎ICHガイドラインをふまえた安定性試験の実際
◎抗体医薬品の強制分解試験の基本
◎承認審査をふまえて製造法/試験法の変更管理手法とリスク評価を解説
・ICHガイドラインをふまえて、求められている安定性試験の計画から報告までを網羅的に解説。
・製造方法および試験方法の変更管理について開発手別の具体例を用いて解説。
◎バイオ医薬品不純物に関わる照会事項とその対応手法
◎承認審査をふまえたCTD-Q作成における留意点:不純物管理項目を中心に
・バイオ医薬品の製品の実際の不純物に関わる照会事項をもとに、対応策、CTD作成の際にあらかじめ留意すべき点を解説。
また、欧米市場を目指したグローバルな開発をふまえてのCTD作成についても解説。
荒戸照代 北海道大学病院
新見伸吾 日本化薬(株)
岡村元義 (株)ファーマトリエ
尾山和信 慶応義塾大学
平澤竜太郎 第一三共(株)
福原彩乃 (株)ユー・メディコ
緒方法親 (株)日本バイオデータ
松田朋子 (株)日本バイオデータ
鬼塚正義 徳島大学
日向昌司 国立医薬品食品衛生研究所
西澤翔 中外製薬(株)
石井敏弘 バイオCMC(株)
伊達叡美 バイオCMC(株)
入澤朗 多摩大学
本書の章立て
第1章 バイオ医薬品の承認審査の最新動向と考え方:バイオCMCの観点から
第2章 バイオ医薬品の不純物
~目的物質由来不純物及び製造工程由来不純物管理の考え方~
第3章 バイオ医薬品の安定性試験
第4章 セルバンク(MCB/WCB)の製造に用いる原材料・培地の管理及びセルバンク保管のポイント
第5章 バイオ医薬品の混入汚染物質・ウイルス安全性の管理手法
第6章 バイオ医薬品における製剤安定化のためのタンパク質凝集抑制手法
第7章 CHO細胞と組み換え抗体の不均一性~細胞開発と培養プロセスについて~
第8章 宿主由来タンパク質(HCP)の測定法とその留意点
第9章 シーケンスバリアントの擬陽性減少と管理戦略~ケーススタディを踏まえて~
第10章 バイオ医薬品におけるシングルユース技術の利用と評価の実際
~E&Lと不溶性微粒子・不溶性異物の評価、管理をふまえて~
第11章 バイオ医薬品における試験法・製法変更とその評価
第12章 バイオ医薬品の不純物管理をふまえたCTD-Q作成における留意点
((独)医薬品医療機器総合機構 本田 二葉 / 著)
(中略)最近のバイオ医薬品の開発では、開発当初からQbDを利用して製造工程の開発、管理手法の構築を行うものが多くなってきており、ここ数年間で承認されたバイオ医薬品のうち、製造工程の開発にQbDの手法が用いられたとしてPMDAの審査報告書で言及されているバイオ医薬品は、2017年度12/19件、2018年度8/16件、2019年度10/16件、2020年度15/22件。2021年度14/23件と、1/2から2/3程度に上る。……(本文へ続く)
(北海道大学病院 荒戸 照代/ 著)
【元 (独)医薬品医療機器総合機構】
「第3章 バイオ医薬品の安定性試験」
(日本化薬(株) 新見 伸吾 / 著)
【元 国立医薬品食品衛生研究所】
「第4章 セルバンク(MCB/WCB)の製造に用いる原材料・培地の管理及びセルバンク保管のポイント 」
((株)ファーマトリエ 岡村 元義 / 著)
「第5章 バイオ医薬品の混入汚染物質・ウイルス安全性の管理手法」
(第一三共(株) 平澤 竜太郎/ 著)
「第6章 バイオ医薬品における製剤安定化のためのタンパク質凝集抑制方法」
((株)ユー・メディコ 福原 彩乃 /著)
「第7章 CHO細胞と組み換え抗体の不均一性~細胞開発と培養プロセスについて~」
((株)日本バイオデータ 緒方 法親 松田 朋子/著)
(徳島大学 鬼塚 正義/著)
Fc 融合タンパク質を含む)では,8割近くがCHO 細胞を宿主とした製造となっている。不純物は,目的物質である組換えタンパク質・抗体を生産する宿主細胞の性質(不均一性)や生産培養の方法と,どのような関連性があるのだろうか。CHO 細胞や組換え抗体の不均一性・不純物に関して紹介したい。……(本文へ続く)
「第8章 宿主由来タンパク質(HCP)の測定法とその留意点」
(国立医薬品食品衛生研究所 日向 昌司/著)
「第9章 シーケンスバリアントの擬陽性減少と管理戦略~ケーススタディを踏まえて~」
(日本化薬(株) 新見 伸吾/著)
【元 国立医薬品食品衛生研究所】
「第10章 バイオ医薬品におけるシングルユース技術の利用と評価の実際
~E&Lと不溶性微粒子・不溶性異物の評価、管理をふまえて~」
(中外製薬(株) 西澤 翔/著)
「第11章 バイオ医薬品における試験法・製法変更とその評価」
(バイオCMC(株) 石井 敏弘 伊達 叡美/著)
「第12章 バイオ医薬品の不純物管理をふまえたCTD-Q作成における留意点」